自分がヤバい思想にハマらないか俯瞰する仕組みが欲しい

ネットで色々な記事を読んでると、自分の足元とか現在地がよくわからなくなるので、定期的に現在位置とかをチェックする仕組みが欲しいなぁ…というメモ。

1. チェックしたい思想を定義する

まず自己診断したい思想やムーブメントを定義し、図のセンターにおく。

「リベラル」「新自由主義」「フェミニズム」とか抽象レベルでも、「地球温暖化」「中絶法」のような具体的な思索でもよい。

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2. 上下左右の極端な思想を定義する

その分野の思想の、一番極端なバージョンを定義し、図の上下左右に配置する。

超急進 vs 超保守
画面の左右を超急進(既存制度を根本からぶっ壊すレベルで進めたい)と、超保守(既存制度を1mmを変えたくない、可能なら巻き戻したい)。

規範遵守 vs 規範無視
画面の上下を、規範遵守(法律と倫理を完璧にコンプリートしたプロトコルで執行したい)と、規範無視(目的の達成のためなら、私刑、暴力、破壊行為などを辞さない)とする。

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3. 言語AIを用いたエッジケースの定義

生成AIの支援を得ながら、各マトリクスの一番極端なケースを言語化する。(人間が作ってもいいけど、生成AIのバイアスリスクよりが本人の思想リスクがでかい)。

「XXXX」という思想について、俯瞰するマトリクスを作りたいと思います。上下を「規範遵守」「規範無視」左右「超賛成」「超反対」と定義したとき、各エッジがもっとも極端な事例となるように、まずY軸の定義、つぎにX軸の定義をおこなってください。

生成AIプロンプト

Y軸定義
規範遵守(Regulation Compliance):
 この場合、富の再分配を行う際、法律や制度、社会的な規範に厳格に従う立場を指します。具体例としては、政府主導で税制や社会保障制度を通じて合法的に富を再分配する方法が該当します。このアプローチは法的に完全に正当な枠組み内で行われ、透明性や公正性が重視されます。
例: 高額所得者への増税や、資産税の導入、既存の福祉制度の強化。
規範無視(Regulation Ignoring):
 これは、既存の法律や規範を無視してでも、極端な方法で富の再分配を行おうとする立場です。革命や無政府主義的な活動、あるいは違法な手段を使った急進的な富の移転がこれに該当します。ここでは法的な整合性よりも、目的達成が優先されます。
例: 革命的な没収、暴力的な権力奪取、もしくは極端なハッキングや詐欺行為による資産の再分配。


X軸定義
超賛成(Strongly Pro):
 富の再分配を強力に支持し、不平等を是正するために、あらゆる手段を肯定する立場です。この立場では、社会全体の平等を重視し、個人の自由や権利が制限されても、富が公平に分配されるべきだと考えます。富裕層への極端な課税や、資産の没収が正当化されることがあります。
例: 全面的な社会主義、富裕層への財産没収、無償の教育や医療の提供。
超反対(Strongly Anti):
 富の再分配に対して強く反対し、個人の財産権や自由市場の原則を重視する立場です。この立場では、富の再分配は市場メカニズムに任せるべきであり、政府の介入や税制による強制的な分配は不公正であるとされます。富の格差は努力や能力の結果であり、これを是正することは不適切だと考えます。
例: 完全な自由市場主義、政府の関与を最小限に抑えた資本主義、所得税の廃止。

4. 各エッジケースで、段階を精緻化

思想・ムーブメント「XXXX」に対する、「超賛成」〜「超反対」までのスタンスを0-10の11段階に分割してください。なお超賛成、超反対は以下のように定義します。

# 超賛成
<上記定義>
# 超反対
<上記定義>

以下、生成された「富の再分配」にたいする超賛成〜超反対までのマトリクス

0. 超賛成 (Strongly Pro)
富の再分配に対して全面的に賛成。極端な再分配手段、例えば全資産の国有化や富裕層の資産没収までを支持。公平な社会の実現を最優先し、個人の自由や財産権の制限も容認。


1. 非常に賛成
富の再分配に強く賛成。所得の大幅な再分配や累進課税を支持し、教育や医療などの公共サービスを完全に無料化することも目指す。ただし、完全な資産没収は避け、部分的な市場の自由も許容。


2. 強く賛成
再分配に対してかなり積極的な姿勢をとり、富裕層への高額課税や遺産税の強化を支持。福祉や公的サービスの充実に重点を置くが、個人の財産権もある程度尊重する。


3. 賛成
富の再分配を支持するものの、過度な介入を避け、合理的な範囲での税制や政策を推進。中間層や富裕層に対する累進課税、最低賃金の引き上げ、福祉制度の改善を主張。


4. やや賛成
再分配政策に賛成だが、あまり過激な変革は望まない。政府による税制改革や一定の福祉制度を支持するが、個人の財産権や市場メカニズムも重要と考える。


5. 中立
再分配に対して明確な賛成も反対もしない立場。政府による再分配政策が必要な場合もあるが、市場メカニズムに任せるべき局面もあると考える。バランスを重視。


6. やや反対
再分配政策に対してやや懐疑的。政府の介入は最小限にとどめるべきであり、主に市場メカニズムに任せるべきと考える。ただし、必要な場合には最低限の社会福祉を認める。


7. 反対
再分配政策に反対し、政府による過度な介入を避けるべきと考える。個人の財産権や自由市場の原則を重視し、税制の改革や再分配政策に対して批判的な立場をとる。


8. 強く反対
再分配に対してかなり強い反対意見を持ち、累進課税や大規模な福祉制度を縮小・撤廃するべきと考える。市場原理に強く信頼し、政府の関与を最小限に抑えようとする。


9. 非常に反対
再分配政策に非常に強い反対姿勢を持ち、富の再分配自体を否定する。所得税の廃止や、福祉制度の民営化を目指す。自由市場がすべての問題を解決すると考える。


10. 超反対 (Strongly Anti)
富の再分配に対して徹底的に反対。市場原理主義の極地で、政府の介入を一切認めず、個人の財産権と市場の完全な自由を最重要視。完全な自由市場主義を推進し、富の分配は全て市場に委ねるべきと考える。

0. 完全に遵法なプロトコル (Strict Legal Protocol)
アクション: すべての行動が法律や規範に完全に従い、合法的な手続きやルールを重視。公式な組織や政府機関を通じて問題を解決し、ルールからの逸脱は一切許容されない。
例: 法廷での訴訟、政府の指導による政策提案。


1. 非常に厳格な規範遵守
アクション: 基本的には規範を厳格に守り、合法的なデモや署名運動を行う。個人攻撃やプレッシャーを避け、正式な手続きに基づいて再分配を訴える。
例: 許可を得たデモ、議会に提出する請願書、合法的な不買運動。


2. 強い規範遵守
アクション: 法律や社会規範に従った抗議活動を行うが、ソフトな社会的圧力をかける。具体的には、合法的なボイコットやSNSでの呼びかけを通じて声を上げるが、個人を特定した攻撃は行わない。
例: SNSでの批判、合法的なキャンペーンやボイコット運動。


3. 規範遵守の抗議活動
アクション: 社会的に許容される範囲での抗議やキャンペーンを行い、合法的な不買運動やキャンセル文化が含まれる。個人攻撃は軽微で、批判の範囲を超えない。
例: 公共の場での抗議、SNSでの穏やかなキャンセル運動。


4. やや積極的な規範遵守
アクション: 法的枠内での行動が基本だが、個人や企業に対する圧力が強まる。不買運動や名指しの批判が増え、社会的プレッシャーをかける行動が目立つ。
例: 不買運動の拡大、SNSでの名指し批判やキャンセル。


5. 中立的な規範と社会的プレッシャー
アクション: 基本的に規範を守りつつ、社会的プレッシャーをかける。個人や企業に対して強い批判を行い、社会的制裁の要素が強まるが、法的な範囲を大きく逸脱することはない。
例: キャンセル文化、ソフトなさらし行為。


6. やや規範を超えた行動
アクション: 規範を超えた行動が見られ、個人や企業に対する攻撃が強まる。さらし行為や名誉毀損に近いキャンセル文化が登場し、個人への社会的制裁が強まる。
例: SNSでの過度な批判、さらし行為。


7. 規範を無視した攻撃
アクション: 個人や企業に対する攻撃がさらに激化し、規範を無視した行動が常態化。違法性の高いさらし行為やキャンセルが行われ、個人情報の公開やリンチに発展する可能性がある。
例: オンラインリンチ、違法に近いさらしや脅迫。


8. 強い規範無視

アクション: 法律や規範を無視して、積極的な私刑やリンチが行われる。違法なさらし行為や恫喝が頻繁に発生し、物理的な暴力や恐喝も含まれる。
例: SNSでの実名さらし、恫喝、組織的なキャンセル運動。


9. 非常に過激な私刑やキャンセル
アクション: 明確に違法な行動が含まれ、物理的な私刑や脅迫が常態化する。オンライン・オフラインでの攻撃が激化し、社会的秩序を破壊する行動が見られる。
例: 暴力的なリンチ、個人への違法なさらしや暴力。


10. 過激な私刑・キャンセル・恫喝 (Extreme Lynching, Cancel, and Intimidation)
アクション: 完全に規範を無視し、暴力や脅迫を通じて個人や団体を攻撃。法的な整合性や社会規範を一切無視し、無法状態で目的を達成することが最優先される。
例: 暴力的な革命、違法な私刑や恫喝、社会的な破壊活動。

5. 自分の考えをマッピング

生成AIに過去の記事、言動、あるいは対話を通じて自分の考えを言語化し、上記分類の情報とともに「どこにマッピングされるか?」を問います。

これにより、「自分のポジショニングが、全体においてどここにマッピングされるか?」が可視化されます。

自分は富の再分配は執行されるべきですが、相対貧困の解決よりも絶対貧困の解決を優先すべきだと考えています。また財産権との共存も必要であるため、極端なゼロ格差よりは、格差があったとしても最貧困でも美味しいごはんや温かい住居にアクセスできるようになることのほうが大事だと考えます。 この思想を分類してください。

自分の入力

富の再分配に関する分類(X軸: 賛成-反対)やや賛成 (Level 4):
 富の再分配に対して一定の賛成意見を持ちながらも、全ての格差を解消することよりも、最低限の生活水準(美味しい食事や温かい住居)を確保することを優先します。また、財産権とのバランスも考慮し、過度な再分配や極端な平等は望みません。

規範遵守に関する分類(Y軸: 遵守-無視)規範遵守 (Level 3):
 財産権との共存を重視するため、基本的には法や規範を守りながら、再分配を実行することを重視します。規範を完全に無視するような急進的なアプローチはとらず、既存の法的枠組みの中で貧困問題の解決を図る姿勢です。

ちなみに、普通に手で自分のスタンスを書くと、みんなええかっこしいになるので、SNSの過去ログを貼り付けるほうが、より正確なスタンスが見えます。

6. 主要プレイヤーのマッピング

該当テーマに対しての、主要メディアやキーパーソンの過去発言、自分のインタビュー、SNSなどの振る舞いを同じように生成AIにわたして、ポジショニングを測定します。

…と、このようにマッピング処理を行うことで、「自分のスタンスは全体のなかでどのようなポジショニングなのか?」や、「それは社会にたいして極端なものなのか」を俯瞰してマッピングできます。

この時のポイントは、生成AIに「思想Aの良し悪しを聞く」とか「自分がヤバいか聞く」としないことです。直接きくと、AIのバイアス等でヤバいことになるので、先に象限マッピングなどを行い、どういう因果でそこにあるか因果として明快にすることです。

なお、こういうものは「あってもやらない」という人もいますが、今回のツールは「アクセル全開で踏み抜く人」を抑止するツールではありません。

自身が知らん間に踏み外すリスクを減らすための、自己チェッカーを目的としています。

いただいたサポートは、コロナでオフィスいけてないので、コロナあけにnoteチームにピザおごったり、サービス設計の参考書籍代にします。

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noteのCXO。THE GUILD。ユーザーの行動を設計するデザイナです。 サービス設計や日々の学び、note.comのカイゼン報告などについて書いていきます。
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