巨大テック企業、従業員の圧倒的多数がハリス氏支持=調査
米国の巨大テック企業で従業員の圧倒的多数が民主党の大統領候補ハリス副大統領(写真)を支持していることが非営利団体オープンシークレッツの献金調査で分かった。写真はデトロイトで2日撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米国の巨大テック企業で従業員の圧倒的多数が民主党の大統領候補ハリス副大統領を支持していることが非営利団体オープンシークレッツの献金調査で分かった。
アルファベット(GOOGL.O)、アマゾン(AMZN.O)、マイクロソフト(MSFT.O)の従業員はハリス陣営に多額の献金を行っており、献金額は共和党のトランプ前大統領陣営への献金を大幅に上回っている。
一方、テスラ(TSLA.O)のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)やベンチャーキャピタル会社アンドリーセン・ホロウィッツの共同創業者マーク・アンドリーセン、ベン・ホロウィッツ両氏など、テック業界の富豪はトランプ氏を支持。経済、税制、大企業に対する政策を理由に挙げている。
オープンシークレッツによると、アルファベットと傘下企業(グーグルを含む)の従業員・家族はこれまでにハリス陣営に216万ドルを献金。トランプ陣営への献金額のほぼ40倍に達した。
アマゾンとマイクロソフトの従業員・家族はそれぞれ100万ドル、110万ドルをハリス陣営に献金。トランプ陣営への献金はそれぞれ11万6000ドル、8万8000ドルだった。
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メタ(META.O)の従業員・家族はトランプ陣営に2万5000ドル、ハリス陣営に83万5000ドルを献金。アップル(AAPL.O)の従業員・家族はトランプ陣営に4万4000ドル、ハリス陣営に86万1000ドルを献金した。
シリコンバレーは伝統的に左寄りとされており、1カ月前には100人超のベンチャーキャピタリストがハリス氏を支持する共同書簡を公表した。 もっと見る
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