フィギュアスケートのジュニアグランプリ(GP)シリーズ初出場で第2戦チェコ大会を制した和田薫子(15=グランプリ東海クラブ)が9日、羽田空港に帰国した。プライベートも含めて初めてだったという海外で、最高の結果を残し「まさか優勝できると思っていなかったので、すごくビックリしました。楽しんで演技することができて良かったです」とほほ笑んだ。

ショートプログラム(SP)は67・21点の首位発進。7日のフリー前は「ほんのちょっとだけ」の緊張があったという。序盤のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプを成功させると「ここが決まったから、あとはいけるんじゃないか」と自信を持ち、フリー1位126・93点、合計194・14点で頂点に立った。

スケートを始めたのは5歳のころだった。09年生まれの少女は浅田真央さんの14年ソチ五輪の演技に魅了された。偶然遊びで出かけたのが通称「大須リンク」の名古屋スポーツセンター。クラブに選ぶ際には「(宇野)昌磨くんもグランプリにいて『一緒のクラブがいいな』と思った」と考え、かつて浅田さんも在籍した名門のグランプリ東海クラブに入った。今大会の出発前も日本で見守る山田満知子コーチ(81)から「(ジュニアGP2戦目のことを考えず)自分らしい演技をしてきなさい」と背中を押され「今回の励みになりました」と笑顔を見せた。

今季はSP「美女と野獣」、フリーで「タイタニック」を演じる。タイタニックは地元愛知で滑る選手を目にした際に「自分もやってみたい」と思い、曲の決定後に映画を見たという。