いろりの座席位置と自在鍵

朝晩めっきり涼しくなって、秋の気配を感じる今日この頃です。


さて、近所の農家より収穫したばかりのトウモロコシ(玉蜀黍)をいただきました。とうもろこしは、米、麦と並ぶ世界三大穀物で、紀元前5000年から栽培されているんですよね。


はじかみ神主のぶろぐ


さっそく女房は焼きとうもろこしにして夕食の食卓にのぼりました~。これをかぶりつきながらビールを呑んだのですけど、超まいうーでございみした。


はじかみ神主のぶろぐ


先日のバーベキューでも、スーパーで買ったとうもろこしを焼いて食べたのですけど、採れたてのものとスーパーで売っているものとは全然味が違います!。


はじかみ神主のぶろぐ


また、茹でトウモロコシも作ってもらいました。


とうもろこしをゆでる場合、水から茹でて沸騰させ3分で取り出し、その直後に海水の濃度と同じ塩水に1分浸けると、粒がしわしわにならずピチピチで、おまけに甘さが倍増するのです。


はじかみ神主のぶろぐ


そういえば子供の頃、近所の幼なじみのおじいさんが、保存用にとうもろこしを軒に干していました。


おじいさんは、トウモロコシのことをトウキビ(唐黍)と呼んでいて、干したものを囲炉裏(いろり)で焼いて食べさせてくれたのですが、硬くてすごい歯ごたえだったけど、あの甘さが忘れられません。


はじかみ神主のぶろぐ


なお、この大きな家は、7年前に「金沢もりもと文化財調査研究会」で、森本地区の古民家を調査した時に撮ったもので、金沢市曲子原町(まぎしはらまち)のN家ですが、見てのとおり主玄関と縁(えん)を合わせた間口が11間(けん、1間=6尺=1,818m)ですから、約20メートルにもなります。


はじかみ神主のぶろぐ


昔の農家では、玄関を入るとまず「ニワ」と呼ばれる土間があって、そこから敷居をあがると「オイ」という板の間があり、そこに囲炉裏が切ってあります。いろりは当地では「インナカ」と呼んでいます。


インナカ(いろり)には座る座席がちゃんと決まっていて、奥正面の仏間に近い方が「ヨコザ(横座)」または「トトザ」と呼び家長(家の主人)が座ります。


ヨコザの隣りの入り口に近い席が「キャクザ(客座)」で、お客さんや家の長男が座ります。


キャクザの向かいが「カカザ」で、その名のとおり主婦の席です。「バギ」や「バンギ」と呼ばれる薪を絶やさないようにし、煮物などをしました。また、寝る前に残り火の大きいものを「ケシズミ」に入れ、残り灰をかけて翌日の火種としました。


そして、ニワに一番近い「シモザ(下座)」が嫁や子供達が座る席となっております。


はじかみ神主のぶろぐ


で、このN家の、天井から吊るされた「自在鍵(じざいかぎ)」の立派なのには驚きました!。


はじかみ神主のぶろぐ


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