2024-09-10

虎に翼から漂う「本当は二次創作じゃなくてオリジナルでやりたいんだろうなぁ」感

結局アレ脚本家が本当に描きたいことを描こうとするたびに、史実要素が全部邪魔になるんだよな

だってそうじゃん?

寅子はどこまで行っても、所詮いいとこのお嬢様が生まれ持った文化資本を存分に使い倒す、そういう話でしかない

からこそタイトルも「虎に翼」なわけだ

あの時代としてはたいへん理解のあるパパに恵まれママにも恵まれ結婚を二度もして子も孫もできて、まあ朝ドラ伝統で身内を失うテンプレじみた苦労はあれど、あくま既存社会秩序に属した権力の手先風情に過ぎない

今日の「権威主義イヌ」っていうのもまさにそれでさ

二言目には人権や反権力を謳うリベラル左翼勢力がまぎれもなく国家権力の一端を担っているという一見矛盾した事態ぐらい、制作だって当たり前に自覚してるわけよ

そんな奴がいくら小手先フェミニズムらしきものを唱え、差別と闘うポーズ見せたってね、あの毒親持ちのメンヘラツイフェミ連中が「これ私のことだ……」ってなるようなもんじゃねえの、本来

そこ受け持ってるのよねだよね

あの全身ツイフェミ擬人化みてーな女

まあ連中に司法試験受かるようなオツムはなさそうだけど

ぶっちゃけ本当はオリジナルあいつだけやりたいんじゃねーかとしか思えない

あれは主人公裁判官なんかにならず、弁護士活動家の道をひた走るifルートのものなんだろう

とことんフェミに寄り添うならもちろん結婚出産ご法度だが、史実史実なんでそういうわけにもいかない

結果、後半になって以降、あんなに高かった評価ダダ下がり

プロパガンダとしては余計なものが多く、さりとて今更いつものイージー朝ドラにも戻れず、なんとも軸がブレてしまった

例えば、同じく思想むき出しでおなじみのはだしのゲンにしても、そういうとこがある

俺は全部読んだから知ってるけど、一番後ろのゲン絵描き目指して上京するだの恋愛するだの、そういうのは割とどうでもいいわけ

そんなものよりゲンが何かに噛みつく姿の方が面白いに決まってんの

ガンダムドラゴンボールもみんな同じで、一度バトルで受けた作品っていうのは、もう永久にバトル以外まともに見向きもされない

視聴者はこの男社会に虐げられた女たちが立ち上がり、近藤隆太みたいに暴れ回るリーガルバイオレンスドラマ見てひと時スカッとしたいだけなのに、それを満たしてくれないんだから、当初みたいに盛り上がらないのも残念ながら当然

なんたって裁判官様がタマケリするわけにもいかねーんだから

西遊記で言うところの前半と後半の違い

頭に輪っかはめられた寅子なんてだーれも見たくないのよ

だいたいが轟とのバディというのからして、女の「ゲイ友達欲しい願望」丸出しなわけだしさ

三淵嘉子とかどうでもよくて、それこそこの先の違憲裁判全部よねにぶん投げて、ドクターXみたいに「私TUEEEので」と無双したいだけなんじゃなかろうか

そういうわけにもいかない苦渋が感じられてならない

  • モデルがいるだけでオリジナルだが

  • 最遊記は後ろの輪っかはめられてからのが面白いわよ 反発してた悟空がお師匠様に心酔してからの態度に BLみを感じる

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん