第一希望は愛してるだろ。
東京在住の男性N様から「坂爪さん、こんにちは。人生のカラッ度を上げていきたいので、熱海で一緒に唐揚げを食べてもらえたら嬉しいのですが、ご都合いかがでしょうか?」とご連絡をいただいた。私が「お金がないのでごめんなさい」と言ったら、N様から「お金出します!お腹が唐揚げじゃなかったら坂爪さんは別メニューをチョイスしてもらって大丈夫ですので」と返事をいただき、先程ランチをご一緒した。
N様は複雑な家庭で育ち、育ての親と生みの親が違う。成人するまでそのことを知らされず、育ての親から「生みの親は別にいる」と聞かされた時は衝撃を受けた。実家の居心地は悪く、自立しなきゃと思ってあれこれやってみたのだが、何もかもダメで、自分を責め、ジメジメと思い悩み、人間が怖くなり、気がついたら引きこもりみたいになってしまった。「このままじゃあかん!」と思って坂爪さんに連絡をした。インスタとかを見ていると、俺はインナーチャイルドなのか、俺は発達障害なのかと惑わされる。そんな時、坂爪さんの文章を読むと、ぶん殴られる。N様は、そのようなことを言った。
N様から「坂爪さんは、親から愛されていると言う実感を感じながら育ちましたか?」と聞かれた。正直、ちょっと、気持ち悪い質問だなと思った。N様は「愛されたい」と言った。気持ちはわからなくもないが、愛されたいという気持ちが強過ぎて、何をやっても「愛されたい」に回収されているように見えた。優しくするのは、愛されるため。その優しさは、自己愛だ。そもそもで、今回の約束は一緒に唐揚げを食うことだろと思った。約束を叶えたのに「本当はこれをして欲しかった」とか「本当はこうしたかった」とか、後出しジャンケンをするのはフェアではない。これはお前のオーダーミスだ。
本当はラーメンを食べたい人が「唐揚げ」と注文して、唐揚げが運ばれて来たら「なんでラーメンじゃないんだ!」と怒っているように見えた。よくよく考えて欲しい。お前のオーダーは通った。オーダー通りになっているのに「本当はこうして欲しかった」とか「本当はこうしたかった」とか、オーダーを叶えた俺はどうなるんだ。俺がここに来たことはカウントされないんかい。複雑な家庭環境は、大変っちゃ大変だとは思うが、関係ないっちゃ関係ない。それがどうした案件でもある。お前は悲しまれたいのか、同情されたいのか、カラッとしなきゃ愛されないとでも思っているのか。多分、その「愛されたい」って思いが一番邪魔だ。第一希望は愛してるだろ。愛されるより、愛してるだろ。
この際自分で言ってしまいますが、あなたが俺に会いたかったのは「坂爪さん大好きです」って言うためだろ。愛されたいだなんて本当は嘘で、あの時坂爪さんの言葉にすごい助けられたからそのことを伝えたくて来ました、が、正解だろ。カラッとしてるとか、ジメジメしてるとか、インナーチャイルドとか、発達障害とか、生みの親とか、育ての親とか、そんなことはどうでもいいんだよ。愛してるって言いに行くんだよ。わくわくするだろ。自分なんてどうでもいいんだよ。自分なんてどうでもいいから、愛してるって言いに行くんだよ。わくわくするだろ。ゾクゾクするだろ。愛されるためじゃなくて、愛するために行くんだよ。あんまり考え過ぎるなよ。考え過ぎないで、愛してるって言ってみろよ。愛されたいと思う限り、俺はお前のものにはならない。愛してるって言った時、俺はお前のものになる。このサングラスをあげたらよかった。一発でカラッとする。第一希望は愛してるだろ。愛されるより、愛してるだろ。
おおまかな予定
9月10日(火)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
バッチ来い人類!うおおおおお〜!
コメント