このゲームが神ゲーと呼ばれる理由、恐らくそれは"衝撃"だと思う。
「いきなりあんなことが起きたと思ったら、次の瞬間にはこんなことになっていて...」
みたいな、まさに「あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!」状態になることがこのゲームでは日常茶飯事。
こんなにも驚きや喜び、悲しみ、そして感動の衝撃を受けるゲーム。それがUndertale。まさに神ゲー。

さて、もし未購入の人がこのレビューを見てるのなら、ネタバレを食らわないうちに購入し、プレイすることをお勧めします。







いやー...記憶消して最初からやりたいなぁー...誰でも、うざい犬でもいいからあの頃に"ロード"してくれないかなぁ...

いわゆる「第四の壁」を超えてくるゲームです。
似た系統でSteamに存在するゲームには「OneShot」「ドキドキ文芸部」「ウーマンコミュニケーション」などがありますが、このゲームは特にゲーム側の都合を押し付けてきます。
そのようなスタイルが苦手なプレイヤーには全くおすすめできません。はっきり言って人を選ぶゲームだと思います。詳細は伏せますが、特に序盤に心を折られるポイントがあります。

ただ、懸念点はそれだけで、私としては他の人にも大いにおすすめしたいと思っています。
時折挟まるオヤジギャグの公式日本語ローカライズは、まだ英語版しかなかった頃からこのゲームを知っている身としては秀逸さを感じます。
開発者のToby Fox氏は作曲家としても実力があり、後にポケモン本編作品のBGMを任される活躍をしています。

地下世界のモンスターたちと人間にまつわるストーリーが、どこか懐かしいテイストのグラフィック、楽曲と組み合わさって展開していく2Dアドベンチャーです。
ぜひご自身でプレイし、体感してみてください。

20XX年 イビト山。一人の子が山の中の大穴へ落ちた。地底に迷い落ちた子は、モンスターがいっぱいの世界から脱出するため奔走するという地底(Under)の物語(Tale)...それが、Undertaleである。
このゲームの特徴は何といっても戦闘スタイルとユニークなキャラクターたちにある。
「東方」シリーズにインスパイアされた「弾幕を避ける」という方法で敵の攻撃に対処することになる。また、「にがす」という見慣れないコマンドも必見。今までのRPGにはなかった新しい体験が見つかるだろう。
そして、物語を彩るさまざまなキャラクター達もいる。性格、見た目、会話内容のどれをとってもすばらしい。笑いあり、涙ありのストーリーをその手で体験しよう。
物語の運命を握るのはキミの行動。誰も「死ななくていい」RPG。その文の真髄とは何かを、ぜひとも体感してほしい。

モンスターと人間の戦争の結果から生まれたモンスターの辛い思いとかが
あるはずなのに登場人物一人一人がいろんな考えを持ち明るく
過ごしている面もあるような考察のしがいがあるゲームだと思います。
また、音楽がそれぞれ魅力的でドット絵の空間と一緒に楽しみながら
マップを歩き回りキャラクターに話して回るだけでも十分楽しいです。
キャラクターなどのメッセージは何回聞いても同じ言葉しか
返すだけではなく、その前にとった行動などに応じて変化していくので
話しかける行為だけでもやり込み要素があります。
サウンドトラックとセットで購入したのですが、ゲーム内の音声ファイルでは
音楽の最後にフェードがかからないのでランダムに曲を選んで再生するなら
サウンドトラックはおすすめです。
Undertaleにはトレーディングカード、ステータス背景、絵文字の
インベントリアイテムが存在するのですが、アイテムの説明欄が
ゲームには出ないキャラクターのセリフや絵柄に関する説明などが
ついていて細かいところまで作り込まれていると感じました。
※アイテムの説明は全て英語です。

最後に隠し要素などを見つけるのが好きという人に向いている気がします、
早くて一日でクリアできるようなゲームだとは思いますが、
いつまでも飽きずにプレイしてしまう魅力があるゲームでした。

「命」に焦点が当てられたRPG。

ゲームシステム優秀。シナリオ最高。キャラクターデザイン良し。BGM激アツ。
シンプルなのにここまで奥の深いゲームはもはや奇跡なんじゃないだろうか。

ただし、一部ホラーゲームかと見間違える位の恐怖を感じる表現がある点に注意。基本的に面白くて温かくて感動するような明るい要素が多いため、そのギャップでさらに怖く感じてしまう。
そして、最近つらいことがあったなどで精神状態が不安定な時にGルートをやろうとするのはやめた方がいい。
このゲームの世界にのめり込めばのめり込む程、リアルな心の傷となってしまうかもしれない。

登場人物達とのやりとりで生まれる面白さと友情が紡ぎ出す感動と、あらゆる命の大切さ、命を殺める度に薄れゆく感情、そして一度犯した過ちは二度と消すことができないという教訓を一つのゲーム内で味わえる素晴らしいゲーム。