韓国最大のファクトチェック専門のサイトである「SNUファクトチェック」が資金難から事実上の閉鎖に追い込まれた。（三井 滉大）

事実上の閉鎖に追い込まれたのは、韓国で最も多くのファクトチェック記事を掲載してきたサイト「SNUファクトチェック」。同サイトが2024年8月18日から無期限の休止に入ることを発表した。活動休止理由については、資金難が理由だと説明している。

「SNUファクトチェック」は、韓国でファクトチェックの普及に努めてきたソウル大学（ＳＮＵ）ファクトチェックセンターと、韓国のテレビ、新聞やネットメディアなど約30団体が共同で運営してきた。2017年3月の発足から7年間で5000件余りのファクトチェック記事を出してきた。

「SNUファクトチェック」とは、サイトの名前であるとともに、韓国のファクトチェック関連団体の集まりという意味もある。「韓国ファクトチェック大賞」や、ファクトチェック支援事業を行ってきたが、これらの事業も活動中止となる。

なお、これまでのファクトチェック記事については引き続きサイトで閲覧可能だという。