メタ、日本でファクトチェック開始へ 第三者が評価
米メタは2日、「フェイスブック」や「インスタグラム」「スレッズ」の投稿の信頼性を第三者が評価するファクトチェックを日本で始めると発表した。ファクトチェック専門メディアの一般社団法人リトマス(東京・新宿)と提携し、リトマスが虚偽や改変と評価した投稿については、配信と閲覧者を減らすなどの措置を取る。
メタは2016年以降に第三者によるファクトチェックプログラムを展開し、世界60以上の言語で活動する約100団体が参加している。今回の日本での取り組みは、個人的な表現や意見、政治家による発言については対象外という。
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(更新)- 佐藤一郎国立情報学研究所 教授別の視点
偽情報・誤情報が多い状況では、ファクトチェックへの期待は大きいが、ファクトチェックに関わる副作用を考慮すべきだろう。多くのファクトチェック機関は適切に運営されているのだろうが、今後、恣意的にチェック対象情報を選び、さらにその判定にバイアスがかかっているファクトチェック機関が登場しないとはいえない。従って、ファクトチェック機関のガバナンスが重要となる。今回はメタが選ぶようだが、ファクトチェック機関を誰が選ぶのかも問題となる。また、ファクトチェックを行うためには詳細な情報の収集を前提にすることがあり、その場合、ファクトチェック機関が集めた情報の利用をどう制約するかも大きな課題となる。
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(更新)
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