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2014/06/25//Wed * 14:04
●○エロ漫画の作り方講座

(追記:視線誘導について書き足しました)

※18歳未満閲覧禁止です

「絵は描いてて漫画も手を出してみたいけどイマイチ勝手がわからない」
「エロシーンの進め方がわからない」
「そもそも何がわかってないのかわからない」

エロ漫画でもって同人やってみたいなって人向けに、
このページではエロ漫画の作り方を基礎からなるべくわかりやすく解説します。


「漫画の基本」
q01.jpg


英語なんかで習った5W1Hの規則みたいな、ていうかほぼそのままの漫画版の文法ですね。
自分の作品を見直して「読みづらい」「こいつらどこで話してんだ」とか思ったときは大体これが出来てないときです。

↑のままでは3・具体的な状況がわからないので、
 実際にそれを埋めるセリフ等を入れましょう。

q02.jpg

無事、エロ漫画で100回は見たであろう導入部が出来ました。

こういった物語の流れが漫画には必ずあり、話を読みやすくする非常に大事な土台となっています。
読者に「どこで」「だれが」「どのように」が伝わらない漫画は文字通り「話にならない」ので、
自分で描くときには特に意識してください。


 では次に、実際のエロ漫画の中でどのように1~3(4)の流れが組み込まれているか
↓で解説したいと思います。

q03.jpg

「TS学園ワンダフル」の1P目です。

本を開いてすぐの扉絵にあたるため、強く印象づける目的で一つのコマに1~4を入れました。
pixivなどでよく見るセリフや擬音のついた一枚絵、あるいはセリフ付きエロCG集なども基本は同じです。

それ一枚で物語が完結してるためサンプルに使いやすく、
適当なオチを1P付け加えたりなど比較的融通が利きやすいです。

↓続き
q04.jpg


q05.jpg

大体こんな感じで、自分の作品も漫画の文法を守りながら物語を進行しています。
それに演出やら個人のフェチやらを加えていけばエロ漫画は出来上がり。
…と、言うわけにはいきません。

その「演出やら個人のフェチやらの加え方」にもある程度効果的な方法があり、
そこを抑えていない作品は読者から「わかりづらく」「実用性に欠ける」ものになってしまいます。


ですので次はそうした演出の中でも馴染みのある「コマ割り」と、
その具体的な使い方を説明していきます。


「コマの形、使い方」
q06.jpg

↑のダメな例をやった事のある人は多いはず。

 背景の描写は「1・どこで」を説明するためにあるものなので、
 コマ内いっぱいの「窓のどアップ」「電灯のどアップ」「木のどアップ」などの後に、
 「白い背景で会話するキャラ達」と続くと読者は混乱してしまいます。

 「キャラのいる建物」自体がキャラだと思ってください。
 最初のキャラ紹介のコマに首から上だけではおかしい、という事です。


次はエロ漫画のメイン、見せゴマについて。

q07.jpg

ここはページ内に書かれてある事以外で説明する要素はあまりない気もします。
エロはまずリビドーに従うのが一番重要。

強いて言うなら、↑のような構図の場合はキャラの全身がほぼ入るように描くと、
「3・どのように」つまり具体的に何をしてるかがわかるためエロくなります。

q08.jpg
普段は手とかすごいめんどくさがって省略したり身体に隠したりしますが、
エロく描こうとしたときは話は別です。

手コキや手マンなど、ねちっこさを感じさせるぐらいこだわり抜くといいでしょう。
実用性が高いと思うエロ作家さんの本などを何気なく見ても、そうした執念を感じる一コマが見つかるはず。

q09.jpg

↑の場合、コマを読み進める視線の流れの都合上、縦半分の大ゴマは基本的に
 ページ右側に配置したほうがいいでしょう。


次は、見せの大ゴマへ繋ぐその他多くのコマ。
パターンと使用法があまりにも多いので、ここでは自分がよく使う一部のものを紹介します。

q10.jpg

↑のページなどは、コマの読み順とコマの大きさ順が

 1コマ目(2番目に大きい)→2、3コマ目(3番目に大きい)→4コマ目(1番大きい)

 となっており、先に書いた見せゴマへの「圧縮」と「開放」が成り立っています。
 他にも2、3コマの二つは別の演出が使われています。

q11.jpg

この通り、非常に使いやすく、ついつい使い過ぎてしまう演出です。
↓はマンネリを回避するための色々なパターン。

q12.jpg


q13.jpg

↑の応用はとても便利で、パッと見ただけでは前後のページに同じ技法が出ても
 中々気づかない優れもの。もっとも過信は禁物ですが。

コマ割りとその使用法については以上です。

最初に見せた「漫画の基本」と合わせて、作り方のわからなかった
エロ漫画の謎が少しづつ溶けてきたかと思います。


「その他」
q14.jpg

ハッタリについては先の見せゴマへの補強的なもの。
絵柄・キャラデザインもまた、エロにおいて自分の欲望に忠実に描く事を強くおすすめします。


「擬音について」
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基本的には↑のような感じで、黒一色の白枠だけでも問題ありません。
強調したい部分や自分の絵柄との兼ね合いで字体は変わりますし、
文字部分を白抜きにしたりトーンを入れたりも同様です。


「視線誘導について」
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・見せたい部分(胸や局部・肌の触れ合っている所等)を噴出しと次の噴出しの直線上に描く
・見せたい部分のすぐ近くに噴出しや擬音を置く
・読み順は基本的にS字かN字になるように

この3つを意識すると視線誘導が大分スムーズになります。
q17.jpg


「具体的な作業工程」 ※クリックで拡大
◆作業工程

漫画を作る上での流れを大まかにまとめました。

初めてエロ漫画に挑戦するという人は参考にしてみてください。
慣れてる人も色んな過程をすっとばして痛い目見たりしますので、目を通してもいいかも。


ここまで読み進めてもらえたならエロ漫画作りの初歩的な疑問はとりあえず
ほぼ無くなったはず!
あとはリビドーのままにエロ同人を描きましょう!


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