インタビュー 廣戸 晶│ 採用情報 │ ヴァル研究所 has loaded

Interview 03

鉄道の知見の先に広がる
「可能性」は?

鉄道の
知見の先に広がる
「可能性」は?

2012年 4月入社

廣戸 晶

SHO HIROTO

# 新卒入社
# 基盤開発部 コアエンジンチーム

仕事もメディア出演も“好き”の延長線上に。
「鉄道」を俯瞰的に見られる今が楽しい。

小さい頃から「鉄道」に興味がありました。親の実家に行くのに長距離列車によく乗っていたし、その実家のすぐそばに踏切があって鉄道が身近だったからかな。時刻表でダイヤを調べるのが好きで、珍しい列車が通るのを見に行ったり、頭の中で旅行や移動のバリエーションを組み立てたりしていましたね。

中学から大学までずっと「鉄道研究会」で活動を続けていたこともあり、やはり鉄道に関係する仕事がしたいと思って就職活動をしていました。鉄道会社のエンジニア募集なども視野には入れていましたが、『ヴァル研究所』に出会って事業内容を知り、鉄道との「距離感がちょうど良い」と感じました。公共交通機関全体を外から俯瞰的に分析する立ち位置の方が、自分に向いているなぁと。
入社以来所属するチームの名称は変わっていますが、担当業務は『駅すぱあと』運賃計算エンジンのロジックの開発・保守・運用。一貫してシステムの進化に携わっています。

2015年に会社としてのPR活動のひとつとして、社内の鉄道マニアが集まって『乗換BIG4』を結成し、広報メディアでの発信や鉄道関連のイベントへの参加を開始しました。
その後、『TOKYO CULTURE CULTURE』へのイベント出演をきっかけに、19年3月放送のNHKの番組『さし旅』から声を掛けていただき、本格的なマスメディアに出演。それがマスコミ関係者の方々の目に止まったみたいで、以降は『マツコの知らない世界』や『東大王』などのテレビ番組やいろんなメディアから次々と出演オファーを受けるようになりました。

そんなに頻繁ではないし業務とのバランスも上手く取れる状態でやらせてもらえているので、負担は特にありません。自分の活動を通じて、『ヴァル研究所』や『駅すぱあと』の名前が少しずつ知られるようになっていくのが嬉しいし、自分の得意なことをたくさんの人に話せるのはシンプルに楽しいです。ありがたい限りだなぁと。

伝えることの自信がステップアップに。
毎日の原動力は「タイムパズル」のクリア。

所属していたチームの規模が短期間で大きくなっていったので、加入してくる新しいメンバーに業務の内容や流れを説明する機会が、入社1年目からも多くありました。
当初は全然自信もなくて恐る恐るでした。それが場を重ねるにつれ、「伝わった」「理解してもらえた」という手応えも感じられるようになって。自分の中での知識の量や整理の状態、そしてプレゼンスキルに対しても、「成長したかな?」と思えるようになりました。

同じ頃にあった「社内発表会」の時には少し余裕も出てきて。大学時代の「鉄道研究会」でのプレゼンタイムを思い出しながら、興味を持ってもらうには? 楽しく聞いてもらうには?…と面白く伝えるアイデアも考えられるようになっていました。
そんな経験やちょっとした自信が、今のメディア向けの活動にも反映できている気がしています。随分と自発的にやれるようになりましたね。

「リモートワーク」と「フレックスタイム」がベースなので、時間管理の融通が利きます。その中で、日々の自分の予定やスケジュールをきちんとコントロールすることが、大事なモチベーションになっています。予定通りに終われるか? そのためにどんな順番でやるか? どこを合理化するか? どんな工夫をしたら上手く楽ができるか?…みたいなことを細かく考えて計画通りに進め切る「タイムパズル」の完成が毎日の原動力になっていますね。

「鉄道」の知見をどう活かしていくのか?
さらに広がる理想、そして可能性。

「鉄道好き」にゴールはないんですよ。常に新しい形に変化しているので、“今”を追い掛けて観察して、最新の情報にアップデートし続けることが“好き”の証だと思っています。もちろん新たに開業した路線にはすぐに乗りに行っています。
間違いなく「天職」なんでしょうね。鉄道に詳しいことが仕事に活用できているし、今の仕事だったからこそますます知識や情報も増えたし、興味もどんどん深まったし。

鉄道に関する知見はさらに広げていくつもりです。そして今後、それをこれまで以上にどう仕事に活かすのか? 自社のサービスが社会や人々の生活に貢献できるレベルをもっともっと上げていきたいです。
経路・発着時間・運賃以外にも遅延や混雑の状況など、今もかなりの情報はリアルタイムで還元できています。じゃあ、ここから先は何ができるのか? 何が変えられるのか? そこを追求したいです。
提供する情報のさらなる進化なんでしょうね。移動に対する「理想」はユーザーそれぞれで異なります。その一人ひとりの「理想」にカスタマイズできたら、ユーザーにより広く深く浸透していけたら、また格段に便利になるはずなんですよね。まさに自分にとっての理想です。
でも、これってきっと『ヴァル研究所』の社員なら、誰もが行き着く夢なんでしょうね。

もう少し大きな枠組みで言うと…「鉄道好き」の知見は、ナビゲーションの領域以外にも使える余地がたくさんあるんじゃないかとも思っています。鉄道が何と繋がるのか? 鉄道の延長で何ができるか? 何に関われるのか? そこに新しいビジネスも生まれるんじゃないか?…にもすごく興味があります。そんな「可能性」も追い続けていきたいですね。

成長のための土台ができている環境。
後は自分の「やりたい」気持ち次第。

そもそもがホワイト感の高い環境です。自分も入社以来、仕事をしていて「嫌だなぁ」と思ったことがほとんどありません。「やってみたい」とか「ぜひやりたい」といった自分からの思いには全く壁がないし、一方的に怒られたり強制されたりしたこともないです。
そんな環境だから、社員それぞれの改善しようとする意識や問題を早く解決しようとする意識が自然と育っている気がします。「自浄作用」が高いというか、「自発性」を守るというか。いずれにせよ、成長のための土台ができている感じがするんですね。自分の“伸びしろ”を常に意識している人にとっては、とてもいい環境だと思います。

後は、「鉄道」に限らず何かしら熱中できる趣味や「これなら語れる」っていうジャンルを持っている人が多いですね。嗜好の領域が同じなら知りたい情報がシェアできる。違っていたとしても熱量のある話は聞いていて楽しい。専門知識の“ある・なし”じゃなくて、どんなことでもいいから“好き”って言えるものをひとつでも持っている人。そんな人だとフィット感が高そうです。

  • Q1

    いいことがあった時・仕事が上手くいった時の自分へのご褒美は?

    鉄道やアニソンなどのイベントに行くこと。
    先に“ご褒美”を決めて、そこに向かってがんばる感じ。

  • Q2

    リフレッシュ・気分転換・ストレス解消のためにしていることは?

    やっぱり「鉄道」。電車に乗ること。
    目的地までフラッと行って、空いている深夜の上り列車で帰ってくる。
    普段でもいつもと違う路線で回り道や寄り道をしながら好きな電車に乗って帰る。

  • Q3

    今までで一番感動したことは?

    テレビ番組に出演して有名人と会えて話ができたこと。
    鉄道マニアの芸能人の方々と会えた時が嬉しかった。

  • Q4

    今 一番行ってみたいところは?

    いろいろあるけど…今の一番は日本最北の駅「稚内」。
    そこから「宗谷岬」に足を伸ばしたい。

  • Q5

    今 一番注目している技術

    「位置情報アプリ」に関する技術。
    架空のゲームストーリーと現実の選ばれた場所を結びつけているロジックに興味あり。

  • Q6

    今 一番好きな時間

    新幹線や特急列車に乗りながら、パソコンで趣味の整理作業をしている時間。
    楽しいことがふたつ同時にやれているから。

  • Q7

    今 一番好きな 駅・街

    いっぱいあるけど…ひとつは親の故郷である「出雲市駅」。
    改めて街を歩くと、幼い頃の記憶とはまた違った発見があっていい。

所属・担当業務などはインタビュー当時(2023年10月)のものです。

他のインタビューを見る

Other Interviews