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Interview 02

「楽しい移動」の
手助けになる開発を

「楽しい移動」の
手助けになる開発を

2011年 3月入社

石橋 かおる

KAORU ISHIBASHI

# キャリア入社
# MaaS事業部 toC Product Team

出産・育児での時間の制約を
カバーしてもらえたチームのサポートと配慮

コンシューマー向けの乗換案内サービス『駅すぱあと for web』の開発・保守を担当しています。業務の内容や所属するチームの名前は変わりましたが、2011年の入社以降ずっと『駅すぱあと』に関わっています。前職では、携帯向けサービスサイトの開発に携わっていて、中でもメインになっていたのが『駅すぱあと』の探索エンジンを活用したWebアプリケーション開発。当時から『ヴァル研究所』との関係は深かったですね。勤務していた会社と『ヴァル研究所』の吸収合併に伴って移籍した形です。キャリア入社ではありますが、一般的な転職とはちょっと違う感じですね。

当初は、『研究所』という名前から勝手に固そうなイメージを持っていました。移籍メンバーだけで独立したスペースにいたこともあって、受け入れてもらえるのか不安でいっぱいでした。でも実際には人懐っこい人たちばかりで、すぐに馴染めました。
個性的な人が多い…という印象でした。特にみんなに「知識や技術を吸収しよう」という意欲があって、スキルアップへの前向きさが新鮮で。今でもずっと刺激を与え続けてもらっています。

距離を詰めてもらえた大きなきっかけは、入社して3か月めの妊娠がわかった時。体調のよくない時もさりげなくフォローしてもらえて、とても嬉しかったです。
携帯サイトに関連する業務をほぼひとりで対応していたため、産休後もスムーズに進めてもらえるかが心配でした。焦りながら引継ぎ資料を作りましたね。だけど、そんな思いを超えてとてもきちんとしたサポートの体制を整えてもらえて。休暇中も安心でした。

出産後、育児休暇を経て復帰してからは、仕事と育児のバランスを取るのが本当に難しかったです。
当時は毎日通勤だったから時間の制約も多くて。子どもの“お迎え”のために午後5時には会社を出なければならなくて、時間内に業務を終えることに必死でした。当然、家にいる間は子どもに掛かりっ切り。とにかく日々の記憶がないくらい大変で。仕事をしている時間が唯一の「自分の時間」でしたね。
でも、手厚いバックアップは育児期間に入っても続きました。保育所からの急な呼び出しがあっても暖かく送り出してもらえたり、懇親会とかは私に合わせてチーム全員が早めに仕事を終わらせ午後3時からの開催だったり。チームとして働く環境を柔軟にコントロールしてもらえ、私にとっては助かることばかりでした。

切り替えとコミュニケーションがリモートの課題。
何よりも嬉しいのは お客さまからの「ありがとう」

毎日通勤していた頃は、家を出たら気持ちは仕事モードに、会社を出た瞬間に仕事のことは忘れる。そんな「スイッチ」を強く意識していました。制約があった分、約束の時間や期日を守るとか、限られた時間を効率よく使うとか、公私ともに時間の管理にはかなり気を配りました。おかげで「タイムマネジメント」に関しては、随分とレベルアップできた気がします。
リモートワークになってからは、移動時間だった分が自由に使えるようになった一方で、仕事の合間に子どものことに手を取られたり、家事をしながら仕事のことを考えていたり。切り替えのハードルが一層上がりました。スイッチに苦戦しています。時間に対する自己管理は、今後も大きな課題ですね。

仕事のうえでの「コミュニケーション」にも気をつけるようにしています。リモート環境だと密なやり取りがつい減りがちになってしまうので。理解や意識のズレが起きないよう、コミュニケーションの頻度と濃度を上げるようにしています。
チームメンバーとの年齢が離れていたりするので、いつでも遠慮せずに質問したり発言したりできる雰囲気づくりにも心掛けています。

コンシューマー向けの領域で仕事をしているので、問い合わせやアンケートなどお客さまからの声が届きやすいポジションにいます。『駅すぱあと』を何年も使っていて便利で助かっている…とか、聴覚に障害があるのでこんな機能があって本当にありがたい…とか、感謝のコメントに触れると嬉しいですよね。やりがいを感じます。自分たちのしたことが誰かの役に立っている。それを実感できる瞬間は、次のステップへの大きなモチベーションになっていますね。

デザインのことも理解できるエンジニアに。
これからも「移動」を楽しんでもらえる開発を。

今、興味があるのは「デザイン」ですね。新しいサービスを開発する場合、スケジュールにある程度の余裕があれば、デザイナーも関与し表現の部分を詰める時間を割くことができます。ただ実際にはスピード優先で、エンジニアメンバーだけで機能開発からリリースまで進めていくケースも多いです。そんな時、いつも「デザイン」スキルの必要性を強く感じます。
操作するユーザーが迷子になったりストレスを感じたりしないためには、「インターフェイス」としてのデザインが重要なポイントになります。よりわかりやすくてより使いやすいサービスを送り出していくためにも、デザインの領域のことをちゃんと理解してノウハウも身に付けておきたいと思っていて。空き時間に関連のWebサイトなどを見たり…改めて基本から勉強し直しています。

エンジニアとしてこれからもずっと開発に携わっていきたいです。そのためにも、新しい技術を自分の中にどんどん取り込んでいかないと。
自社の製品やAPIを使いながら、これまでの経路検索とは違う切り口での新しいサービスを作ってみたいですね。まだまだ漠然とはしていますが…「移動」を楽しんでもらえたらいいなぁと思っていて。

一般的には「移動」は手間で面倒なこと。可能な限り早くて便利な方がいい。場合によっては「できれば移動したくない」とも思われがちです。その逆…というか、みんながポジティブに「移動したい」と思えるきっかけになるものが作れたら、「楽しい移動」の手助けになれたらいいなぁと。
例えば…『駅すぱあと』の「路線図」は「とても見やすい」とお客さまからもよく言ってもらえます。そのせっかくのいいリソースを利用して、より使い勝手のいいものにできないか?…とか。
面倒から便利へ。そして「楽しい」ものに。「移動」の概念をもっともっと広げられたら素敵ですね。

「やってみたい」に障壁なし。
ここは「いつまでも成長していける場所」

「新しいことをやってみたい」「新たな技術を取り入れたい」といった意欲に対して障壁がないところ。働く環境として一番いいと思っているところです。行動指針にある「まず、やってみる」は、どのチームにもしっかり根付いています。私の場合も、これまでに「やってみたい」と言ったことには、必ず「やってみたら」「いいんじゃない」が返ってきて。即答で背中を押してもらえています。ひとことで言うと…「いつまでも成長していける場所」って感じでしょうか。

コミュニケーションそのものに壁がない…と言っていいのかもしれませんね。思ったことは話してみたらいい。質問したいことはいつでも聞いたらいい。来る人を拒まない。むしろみんなそれを求めている。そんな文化だなぁと。
「聞く」ことや「教える」ことにおいて「懐が深い」というか…キャリアやチームを超えて気軽に話せる環境が用意されている気がします。だから、受け身じゃなくて「前向き」でちょっと「前のめり」な人の方が、きっと『ヴァル研究所』には合っているはずです。

  • Q1

    いいことがあった時・仕事が上手くいった時の自分へのご褒美は?

    「ケーキ」。一番は断然「モンブラン」。

  • Q2

    リフレッシュ・気分転換・ストレス解消のためにしていることは?

    趣味+日課になってしまっているけど…プチ「ガーデニング」
。
    鉢植えの世話をしながら咲いた花を眺めること。

    今は「ミニ薔薇」がきれい。

  • Q3

    今までで一番感動したとき・こと・ものは?

    「出産」

  • Q4

    今 一番こだわっていることは?

    水回りは綺麗にしておきたい。

  • Q5

    今 一番好きな時間

    食事の片付けをしながら『YouTube』を観ているとき。

  • Q6

    今 一番注目している技術

    住まいのある八王子でも流通している「デジタル地域通貨」。
    
地域の経済活性化策として 今後ますます増えていくのでは?
    
専用アプリのデザインや販促、高齢者へのサポートなどにも興味あり。

  • Q7

    今 一番好きな 駅・街

    「神戸」
    新卒で最初に仕事に就いた場所。大好きな街。
    震災から復興する力。逆境を跳ね返す力。
    3年間住んで 本当にたくさんのパワーをもらった。
    しばらく行けていないので、今一番行ってみたいところ。

所属・担当業務などはインタビュー当時(2023年10月)のものです。

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