今回の計算問題は、分数と小数が入り混じっていますね。
分数と小数は形が異なるため、一緒に計算できないように思えますが、分数か小数のどちらかに直すことで計算することが可能です。
今回は小数に直して計算してみましょう。この問題を計算すると、分数を小数に直す方法を復習できますよ。
問題
次の計算をしなさい。
2/5+0.4×6
小数で答えるようにしましょう。
解説
この問題の答えは「2.8」です。
まずは、分数を小数に直していきましょう。
<分数→小数への直し方>
分数の分子÷分母を計算する。
分数は「分子÷分母」を計算することで、小数に直すことができます。
今回は、分数の分子が2で分母が5なので、2÷5を計算します。
2÷5
=0.4
これで問題は、
2/5+0.4×6
=0.4+0.4×6
と書き換えることができました。掛け算と足し算があるときは掛け算から先に計算しなければいけないので、0.4×6を先に計算します。
0.4×6
=2.4
よって、
2/5+0.4×6
=0.4+0.4×6
=0.4+2.4
=2.8
これで、答えを小数でもとめることができました。
まとめ
分数は分子÷分母をもとめるだけで、小数に直すことが可能です。小数と分数が混じった計算は、一見すると計算できないように思えますが、小数に揃えることで計算ができます。
問題を解く前と後とでは、分数と小数の計算問題への苦手意識が少しだけ減ったのではないでしょうか?
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
分数と小数が混ざった計算にもう一問挑戦!