経験上、診断自体が親のPR力と医師の匙加減によるところが大きいと思うのだけど、それにしても家でも学校でも癇癪起こしてたら下りそうなものなのに、この人たちの主治医は「高IQだし大丈夫だから様子見でいいかな」といういつものやつなんだろうか。 確かに、かつて渦中にいた頃は憤った言葉「高IQだし大丈夫」という謎の楽観は、実は一理あったりもする。周囲の自分にない文化を観察分析する力は生存能力になるし、優れた言語化能力は自分のメンタルを守る。それは社会適応の力になる。 確かに診断があれば良いってものでもない。 仮に診断があったとてIQが高いことで切られる支援は山程あるし、診断の有無は学校に出せるカードの有無か、投薬を試すチャンス券程度のものだったりもする。さらに、仮に診断カードがあって学校に出してみたとて実際に効力があるか否かも学校や担任によるし、薬も飲んでも別に何も変わらない場合だってあるし、そうなれば実は診断自体がさほど意味がない場合もある。 ただ一つ言えるのは診断が下りる事で、こういった母子の迷走を避けられるのではないかと少し思う。 高IQキッズや親にありがちなやつ 「うちの子(自分)が賢いのだから、合わないのは周りの子がバカなせい」 「うちの子を発達障害と一緒にしないで」 という謎な選民意識や高IQ酩酊を避けられるのはあるだろうなと思う。 賢明な親御さんは、診断の有無にこだわることなく、発達特性のスペクトルな直線上に我が子もあって、どんなものがどんな風に我が子に出ているのかを学び分析観察しながら対応していく視点を持っていると思う。 子供の低気圧具合や高気圧具合や、考えすぎる脳みそや、出力と思考のアンバランスや、自認する社会での自分の感覚と周囲から扱われる自分の差や、色んな不具合と向き合っていく時に、全部高IQのせいにしてしまうと、社会適応的に不味いことになると思うんだけどな。 あとは、この選民意識は発達民全体の無駄な分裂を生むから、マイノリティとしてまとまって典型社会を考えた方が良い時の差別促進、足枷になるから悪手だろうなと思う。 主治医としてはいつもの「高IQだし大丈夫」なんだろうけど、こういった弊害もあると思うと医師にはお見知り置き頂きたいなと思う次第。