【2024年神事のみ開催】ほうらんや火祭

更新日:2024年07月23日

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中にわらなどをたくさん入れた寸胴のような形に編まれた竹のたいまつが大きく燃えていて、それを浴衣を着たたくさんの男性が担いで歩いている様子の写真

昭和57年3月に県の無形民俗文化財に指定された「ほうらんや火祭」では、橿原市東坊城町内の5地区(弓場・川端・大北・万田・出垣内)と隣接する古川町の6つの字から大小あわせて16個の大松明が神社に奉納されます。
練りだした大勢の村人が、大きいもので直径1.5メートル、高さ3メートル、重さ450キログラムを超える松明に火をつけて担ぎ出し、八幡神社(東坊城町)と春日神社(東坊城町)の境内を担ぎ回る勇壮でにぎやかなお祭りです。
神社境内に担ぎ込まれた松明は、順番に境内を右まわりに火をつけずに1周、神前からとられた火をつけさらに2周し、最後に拝殿前に奉納されます。
行事は、まず14日の夕刻に宵松明の儀式が行われます。川端区の旧家から小松明(宵松明)が八幡神社へ奉納されます。
15日には、各地区の氏子により松明づくりが行われます。松明は、割り竹をすだれ状に編み、これに藁や菜種殻、竹笹を巻き込み、ずん胴状に締め付け、その腹部を3~5箇所注連縄で巻きつけ、最上部の注連縄に幣(しで)を取りつけ、頭部正面には「えび」という注連縄を飾りつけます。
松明作りが終わると弓場の春日神社へ松明が運びこまれ、式典が行われた後、弓場・川端・出垣内の順番で松明が担がれ、拝殿前に置かれます。その後、万田の八幡神社において、大北・川端・弓場・万田・出垣内・古川の順番で松明が運びこまれ春日神社同様松明が担がれ燃やされます。
最後に拝殿前に据えられた小松明に大北・川端・古川の役ダイマツという3つの小松明に点火されます。祭事が終わると拝殿内から手打ちが起こり、これに呼応して氏子から手打ちが起こったらお開きになるということです。
歴史のあるお祭ですが一度だけ行われなかったことがあり、その年に病が流行ったのでそれ以後はかかさず行ってきたということです。無病息災や虫送りや雨乞いの行事とも言われています。

たくさんの男性が担いでいる火が付いたたいまつの中にひとりの男性が竹の棒をさしている写真
たくさんの浴衣を着た男性が火が付いた大きなたいまつを担いで長い列になって歩いている様子の写真
浴衣を着たたくさんの男性が長い列を作り大きなたいまつを担いで歩いている横から数名の男性がたいまつを竹の棒でさしている様子の写真
浴衣を着たたくさんの男性が担いでいる大きなたいまつが少し傾き、それを数名の男性が支えている様子の写真
浴衣を着たたくさんの男性が担いでいる大きなたいまつの火が赤く燃え盛っている様子の写真
ほうらんや火祭で使用する大きなたいまつを数名の人が編んで作っている様子の写真
浴衣を着たたくさんの男性が担いでいるたいまつを数名の男性が竹の棒で支えている様子の写真
浴衣を着たたくさんの男性が担いでいる大きなたいまつの火が中のほうまで赤く燃え広がっている様子の写真
ほうらんや火祭詳細
時期

8月15日

※今年(2024年)は大松明の奉納は行われません。(関係者のみで神事のみ実施、見学不可)。

場所春日神社・八幡神社
関連リンク東坊城のホーランヤ

アクセスマップ ACCESS MAP

奈良県橿原市東坊城町

アクセス方法一覧
項目手段時間目的地
近鉄 坊城駅徒歩約4分八幡神社
近鉄 坊城駅徒歩約8分春日神社

この記事に関するお問い合わせ先

観光政策課
奈良県橿原市東竹田町1-1(リサイクルプラザ「リサイクル館かしはら」)
電話:0744-21-1115
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