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【ひきこもり】彼女たちは家庭という地獄に帰っていく


1.居場所の運営者を集めた会議の立ち上げ

(1)居場所クリエイターズサミットの開催

2023年3月15日
居場所クリエイターズサミットを初開催した。
この企画は私が3月1日に思い立ってLINE公式アカウントを作り、知り合いに声を掛けたことが始まりだ。
なぜこの企画を立ち上げたかというと、主に国立市の「からふらっと」でお世話になった方を中心に、居場所の運営に携わっている方が知恵を持ち寄り、時には愚痴もこぼしながら、より良い居場所として今後も活動していける「お手伝い」のようなことがしたかったからだ。

それをアウトドア形式でやると面白いんじゃないか、と思った。

(2)野外で開催することのメリット

会議室だと、どうしても緊張感があるし、場所も固定される。
野外であれば場所の固定もなく、好きな時にコーヒーを飲んだり場所を移動することもできる。
今回、日野市のアウトドアスペース「寄合処ひの」さんを利用させてもらったわけだが、管理者の方は子どもたちのワークショップを多数企画実行している。
そういう企画にひきこもりや生きづらさを経験した人が参加したりしてもいいんじゃないかと思う。
子ども向けだったとしても、ボランティアで参加するとか面白そうだ。

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寄合処のオープンミーティングスペース

(3)居場所運営の課題点

今回は行政の支援者も急遽参加してくださった。当事者5名、行政2名の合計7名。
そのため、かなり本格的な議論になったと思う。
やはり居場所運営は当事者を中心にすべきだけど、当事者だけではだめだ。
しっかりと行政や社協や家族会が支えとならないと、当事者の負担は増すばかりだ。
資金面でも個人で居場所を運営している人は、継続するのに厳しいだろう。
会費制(例えば1回100円~300円)にしても、その会費を拠出することが難しい人がいる。
要するに、来たくても来れない人がいるというのは残念だ。
そういう意味でも、行政に資金面で支援してほしいと思う。

2.正確な情報をどのように伝達してくか

(1)居場所はハブ的な役割を持つ

そこにいる人はただ遊んでいる寛いでいる人だけではなく、多くの経験を語り、そしてリカバリーのプロセスに欠かせない情報を提供する。
その"情報"こそが鍵なんじゃないかと思う。
情報をどうやって伝達していくべきか。

以前「第一回としまひきこもり中高年相談会」でジャーナリストの池上正樹さんに情報伝達の効率性について質問したところ、「TV,ラジオなどメディアを使ったほうが多くの人に訴求できる」という回答をいただいた。
やはりツイッターやフェイスブックなどのSNSは即時性はあるが確実な情報であるか見抜くのが難しい。
そもそも、SNSやはっていないという人やスマホすら持っていない人もいる。
そういう人にどうやって情報を届けていったらいいのか、とある女子会でも参加者に質問した。
支援者が確実な情報を持っているかという問題が浮き彫りになった。

(2)公的機関のソーシャルワーカーに期待したいこと

窓口に行ってたらい回しにされるケースが多いというのは実体験としてよくわかる。
行政や社協など公的機関の相談窓口の役割として、正確で確実な情報提供と適切な居場所を紹介する、また丁寧なニーズの汲み取りをしてほしい。
しかし、どうしても地域差や担当者によってバラつきがある。
なので、ぜひとも行政や社協のソーシャルワーカーは各居場所を見学し、実際に当事者の話を聞いてほしいと思う。

(3)彼女たちは家庭という地獄へ帰っていく

私が女子会に行っていつも感じるのは、緊迫した内容が多いということだ。
①たとえば家族から性的暴力を受けていて今も続いている。
②親から働けと言われお小遣いをもらえないでいる。
家が安心安全な場所ではないと訴えているのに、そこで「それは辛いですね」と相槌を打って解散するのは何とも忍びない。
居場所から帰るとそこは家庭という地獄であるのは変わらないのだから。

できれば女性相談窓口などにつなげたいし、すぐにでも支援を受けるべき人はシェルターなど一時避難させるべきじゃないかと思う。
ただ、そういう繋ぐ支援となると居場所の担当者には荷が重く、どこまで責任が取れるかの問題にもなる。

追い詰められている女性は非常に多い。
私は何ができるか。
居住支援に興味が沸き「厚生労働省の居住支援サミット」をYoutubeで視聴しよう。

私は地獄から這い上がって意外とあっけらかんとしている。
別に誰にどう思われようがどうでもいいし、自分の人生だから自分の思うように生きていきたい。

3.ひきこもっていた頃の自分に伝えたい言葉

あの頃の自分に伝える言葉としては、
「未来の自分は笑っている。大丈夫、どん底まで落ちたのだから、あとはゆっくりと上がっていくしかない。焦らないで今は辛いけど寝ていていいよ」

ずいぶんとタフになったと思う。
たくさんの人との出会いと支えによって今がある。
これから私なりにひきこもりだけでなく社会問題を深堀りし、情報発信していきたい。

ありがとうございます!あなたに精一杯の感謝を!いただいたサポートはモチベーションアップに。これからの社会貢献活動のために大切に使わせていただきます。これからもどうぞよろしくお願いします。

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自分らしさを取り戻す。氷河期世代かつコロナで失職。病気、ひきこもりなど人生ハードモード。2021年7月までWebライターとして在宅ワーク。現在は編集やライターとして活動中。生きづらさを抱えている人に希望を届けたい。フォローお願いします!17万PV達成
【ひきこもり】彼女たちは家庭という地獄に帰っていく|AKIKO
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