正当な理由なくホテルに侵入したとして、沖縄県警沖縄署は6日、建造物侵入容疑で同県東村の自称写真家、宮城秋乃容疑者(45)を現行犯逮捕した。宮城容疑者はチョウ類研究家で、反基地活動を繰り返していることでも知られる。

捜査関係者によると、宮城容疑者は今年6月23日、糸満市で行われた「慰霊の日」の追悼式典会場に空包のようなものを持ち込んで近づき、「銃弾持ってきたぞ。本土へ持って帰れ。米軍基地も持って帰れ!」などと叫び、警備中の警察官に退去を促されていた。

同署によると、逮捕容疑は6日午後5時45分ごろ、同県北谷町のホテルに正当な理由なく侵入したとしている。「(ホテルに)入ったのは間違いない」と供述している。

捜査関係者によると、宮城容疑者は金属製の不審物を所持していたという。