こんな揉めかたをするくらいなら、最初からロフトプラスワンでやれば良かったのに - 法華狼の日記
コメント欄で[twitter:@kdxn]氏とのやりとりは長く続いているが、基本的には当初の応答でやりつくされていると思うので、ここに掲載しておく*1。
kdxn 2011/06/25 12:19
あ、コメント欄あったのか。ここに見解を書いておきました。http://twitter.com/#!/kdxn/status/84123964925935616 続きもあるのでよかったらどうぞ。
kdxn 2011/06/25 12:34
あと、「この問題Aは別の問題Bとも関係している」という理屈で「だからBを踏まえていないものはだめだ」という論法でやってると、それこそ誰も壇上に上がれなくなる。《へ会は脱北者問題を重視する人にたいして「ナンセンス!」とか野次る集団だから、弱者のことなど頭にない》とかね。サイモンウィーゼンタールセンターが発見したら激怒しそうなことを普段言っているような人も登壇している。この問題に関しては草加耕助さんの旗旗での論考で言い尽くされていますが。さらにいえば、ヘ会が今回もっともまずかったのは、おそらく現存する右翼の中で一水会/鈴木邦男と並んで、民族差別に真正面から反対しているほとんど唯一といってもいい義勇軍/針谷大輔を、よりによって「排外主義者」「レイシスト」と宣伝したことです。
彼らは針谷大輔が在特会や行動する保守に対してどういう態度を表明し、実際に何をやっていたかを知らずに、よりによってその「レイシズム」の根拠を従軍慰安婦問題に求めようとする。当初北守が建国義勇軍と統一戦線義勇軍を混同していたことからもわかるように、結局のところこれはネット右翼が左派をすべて「極左」扱いするようなものの裏返しでしかない。こういうずさんなレッテル張り、詐話師の詭弁に、一部たりとも正当性を認めてはいけません。
kdxn 2011/06/28 00:10
>> fnorderさん> どのような状況で「重視」してみせたか、に依ります。
「へ会主催の黒い彗星救援報告会の客席における、黒い彗星支持者の発言」(http://twitter.com/#!/guxgux69/status/81357462451658752)です。状況的にどうでしょうか? お答えをお待ちしております。
私の返答は下記*2。
hokke-ookami 2011/06/28 10:00
kdxnさんへ
>http://twitter.com/#!/kdxn/status/84123964925935616二重三重に駄目です。
少なくとも私は「南京マニア、従軍慰安婦マニアの左の人たちの言説をそのまま」認めるべきと主張したわけではありません。問題にされた針谷氏の主張は、義務教育レベル(最近はともかく)や百科事典で退けられる程度の内容です。それどころか、皇軍主導であったことは保守派の慰安婦制度擁護側でも否定をやめていることです。そして特に歴史の知識がなくても、否定の根拠が願望でしかないと批判することができるでしょう。
また、「南京マニア、従軍慰安婦マニアの左の人たちの言説」について具体的に語られず、偽史だという根拠をkdxnさんは提示していません。これはツイッターで議論中に書いていたのを私が見落としているだけかもしれませんが、たとえばApeman氏が提示した下記エントリなど、とうてい偽史と呼べる内容ではありません。
http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20110618/p1
そして、何よりも「偽史を擁護」という私の主張に反発した時点でアウトです。どうして批判されている文脈に乗るのですか。なぜ「マニア」に批判されていると知りながら、相手の土俵へ用意もせずあがろうとするのですか。>あと、「この問題Aは別の問題Bとも関係している」という理屈で「だからBを踏まえていないものはだめだ」という論法でやってると、それこそ誰も壇上に上がれなくなる。
誰も壇上に行けなくなるのは、「だめだ」という論法が壇上にあがることへの阻止と直結していること、そしてその論法がそのまま通る場合のみです。
実際には「だめだ」といった側にはボイコットという方法論も提示されていましたし、「Bを踏まえた上でも壇上にのぼらせる価値がある」と反論する余地は残っています。
しかしkdxnさんがやってしまったのは、「Bは問題じゃない」という反論です。これは「問題Aと問題Bは関連していない」という論者でも「問題Bはたしかに別個に問題だ」と把握している側には批判されることが自然です。>《へ会は脱北者問題を重視する人にたいして「ナンセンス!」とか野次る集団だから、弱者のことなど頭にない》
しかし黒い彗星氏救援会で紹介されたようなことをして反発されたことが先にあるなら、針谷氏の見解を全面的に採用するとしても、今回にやりかえされたことは当然の結果だと思えます。
>サイモンウィーゼンタールセンターが発見したら激怒しそうなことを普段言っているような人も登壇している。
他にも批判されるべき人がいるという主張でしたら、批判に対する反論になりません。
>針谷大輔が在特会や行動する保守に対してどういう態度を表明し、実際に何をやっていたかを知らずに、よりによってその「レイシズム」の根拠を従軍慰安婦問題に求めようとする。
従軍慰安婦問題で加害を否定する嘘を表明すれば、それ自体が「レイシズム」と呼ばれることは当然ですよ。どれだけ長所を積み重ねても短所が消え去るわけではない。
登壇推進者がやるべきだったのは、「民族差別に真正面から反対している」ことが、数々の批判を考慮した上で登壇に値すると示すことでした。より踏み込んで、針谷氏に誤っている言説を撤回させて、もはやレイシストではないと示せば、完璧に登壇の意義を示せたでしょうが、これは現実的に難しいでしょう。
あらためて書くと、私個人はサイモン・ウィーゼンタール・センターの激怒対象が実際に誤っていれば批判するべきだと思うし、反ヘ会に誤りがあれは同じく批判するべきだと思う。そして、批判するべきことを実際に批判するかは、個々人の裁量によるとも思う。
しかし、誤っているのは他も同じだから批判するべきでないという主張だけは、どうしても受け入れられない*3。小さな問題だという主張は、小さな批判にとどめるべきという反論にしか繋げられない。
もし「別の問題」という主張だけだったなら、私の考えとは少し異なるが、くむべきと思っている。別の話題であるという論理が、誤った主張への追求を拒絶する理由にされなければ、とりあえず良かったのだ。
しかしコメントを続けているkdxn氏が、下記のようなツイートをしていたのを見つけた。
(\__/) > 。 。< ( ヾ丶丶 / \_▼ノ | (; ゚Д゚) ……ないわー |(ノ |) <人 ノノ ∪ ∪ (\__/) > 。 。< ( ヾ丶丶 / \_▼ノ | (,-Д-) もともとkdxn氏は、針谷大輔氏の登壇が批判され降板にいたったことに対し、 |(ノ |) 登壇で求められた話題と批判されている話題が「別の問題」という論理を用いて <人 ノノ 批判者へ反論していたわけで…… ∪ ∪ (\__/) > 。 。< ( ヾ丶丶 / \_▼ノ | (,, ゚Д゚) ここで「辻褄があう」という発言はないわー |(ノ |) <人 ノノ ∪ ∪