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「フォーシーズンズホテル大阪」が開業! アーバンラグジュアリーの最新形で体験したい7のこと

2025年大阪・関西万博(EXPO2025)を控えホテルのオープンラッシュが続くなか、最注目株がいよいよ上陸。

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東京丸の内、京都、東京大手町に次ぐ日本4軒目として、「フォーシーズンズホテル大阪」が2024年8月1日(木)に開業した。位置するのは、大阪の新たなランドマークとして誕生した高級レジデンスとの複合ビル「ブリリアタワー堂島」。49階建てのうち、ホテルがあるのは1~2階・28~37階で、上下にはプライベートレジデンスが入るがすでにほぼ完売という人気ぶりだ。

待望の大阪初上陸となる人気ラグジュアリーホテルで体験したい、7つの注目ポイントを速報レポート。

1

摩天楼で体感する「水の都」大阪

フォーシーズンズホテル大阪

都市の真ん中を川が流れ、商業の町として栄えてきた大阪。ホテルがある堂島は、古きよきものと新しいものが混在しているのが魅力で、先物取引の起源とされる「堂島米市場」があったエリア。ホテル近くの堂島川沿いには、安藤忠雄氏がデザインに協力した市場跡のモニュメント「一粒の光」があり、ここがいかに商都として発展してきた「水の都」大阪の“へそ”であるかを物語っている。

それを象徴するように、ヨットの帆をイメージした超高層タワーに「フォーシーズンズホテル大阪」は佇む。上層フロアからは淀川水系の河川を望み、ほかにも館内には大阪が水都であることを改めて感じるものがたくさん。外からも中からも、「水の都」を存分に体感できるホテルだ。

2

和モダンなデザインと、気鋭作家のアート作品

フォーシーズンズホテル大阪

摩天楼を前に天を仰ぎながらエントランスに入ると、 京町屋の格子を思わせる直線的な和モダンのデザイン空間が広がる。日本一の高さを誇る大阪城の石垣からインスパイアされた石材や、フロント設えられた大きな水盤のようなアート作品が「水の都へようこそ」と迎えてくれているよう。

このロビーフロアと客室は、「GINZA SIX」などを手がけたフランス人デザイナー、グエナエル・ニコラ率いるキュリオシティが手がけ、大阪のラグジュアリーホテルとしては珍しく日本らしい風情を洗練された形で取り入れている。

フォーシーズンズホテル大阪

鳥居をイメージした朱色が印象的なエレベーターホール。

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フォーシーズンズホテル大阪

またロビーフロアには「ロエベ・ファンデーション・クラフト・プライズ2019」で大賞を受賞した、漆作家の石塚源太氏による作品も。人が行き交う地・大阪を表現した「インナーサイクル」と名付けられたアートが目を引く。館内には日本在住の気鋭クリエイターたちが、新しい大阪をそれぞれの手法で表現したアート作品が点在しているのも見どころの一つだ。

3

大阪のパノラマを抱く客室は、快眠もサポート

フォーシーズンズホテル大阪

グレーやベージュのやさしい色味で心身ともにリラックスできる客室は全175室。今回宿泊したデラックスルーム(43〜46㎡)の大きな窓から望む眺望は圧巻。エネルギッシュな大都会と、その喧噪を縫うようにゆったり流れる堂島川の風景に大阪らしさを実感する。

フォーシーズンズが 「シモンズ」と開発した快適なオリジナルマットレスに加えて、ここではカーテンが完全に光をシャットアウトするように設計されており快眠へと導いてくれる。真っ暗のなか、カームダウンしてぐっすり眠りにつけた。

フォーシーズンズホテル大阪

大阪は銭湯文化が今も盛んなことから、銭湯をイメージした正方形のバスタブがユニーク。スペインのラグジュアリーコスメブランド「ナチュラビセ」のバスアメニティも癒される香り。

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フォーシーズンズホテル大阪

262㎡のプレジデンシャルスイートは大阪市内で最高値を誇る。大阪湾のかなたに本州と淡路島を結ぶ明石海峡大橋も望める。

4

はしごステイしたい! ホテルの中に佇むモダン旅館

フォーシーズンズホテル大阪

28階には、ホテルの中に佇む旅館のような特別コンセプトフロア「GENSUI(玄水)」がある。エレベーターの扉が開くとほかのフロアとは一線を画す暗い空間が広がり、黒に赤みが入った深い黒色である「玄」が表現されている。陽の光が燦々と差して明るい客室と対照的で、日本文化に根付いている「陰陽」を感じられるところが面白い。

このフロアのデザインを手がけるのは、「八雲茶寮」や「SABOE(茶方薈)」など茶の湯文化の拠点を展開するSIMPLICITY(シンプリシティ)。モダンで洗練された和の空間が心地いい。また、畳敷きの客室には布団の老舗メーカー「昭和西川」と開発したこだわりのオリジナルマットレスが備わり、ベッド同等の寝心地で快眠を約束。

フォーシーズンズホテル大阪

さらに「GENSUI」宿泊者は、専用の日本茶サロン「SABO」で朝食をいただけるほか、時間帯によりオリジナルブレンドのお茶を楽しめる。「GENSUI」と一般客室をはしごして、趣向の異なるステイを満喫するゲストも多いそう。

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フォーシーズンズホテル大阪

「SABO」では「SABOE」オリジナルブレンドのお茶を堪能したい(11:30~20:00)。17:00~20:00には日本のウイスキーや酒、赤白ワインなども楽しめる。

5

水とその流れに癒される、天空のオアシス

フォーシーズンズホテル大阪

36階のスパ&ウェルネスフロアも大充実。「THE SPA」では、美の神様を祀る京都・若宮八幡宮でご祈祷を受けた「chi to sé true(チトセトゥルー)」のアロマオイルを使った縁起のいい日本古来のトリートメント60分¥27,000(税・サ込み)を受けたい。

そして「水の都」を体現するかのような天空のプールは大阪の街を一望するオアシス。全長16mのハイドロマッサージ機能付きバイタリティプールも備え、水の流れに癒される。

フォーシーズンズホテル大阪

注目したいのは、大阪に息づく銭湯文化へのオマージュを感じる温浴施設。大浴場のほか、貸し切りで利用できる浴室(写真)を完備。プライベートな空間で、西向きで美しいサンセットを望みながら、季節のハーブを使った足と手へのリチュアルから始まるバスタイムを堪能するのは格別に違いない。プライベート浴室は60分2名まで¥22,500(税・サ込み)で、なんとビジター利用も可能。宿泊客ならずとも訪れてみたいスポットだ。

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6

シンガポールのミシュラン広東に絶景バー。大阪のグルメシーンに新風

フォーシーズンズホテル大阪

シグネチャーダイニング「江南春 (ジャンナンチュン)」は、「フォーシーズンズホテル シンガポール」にもありミシュラン1つ星を獲得した広東料理のレストラン。

ホテル最上階の37階に位置し、ダイナミックな眺望やライブ感あふれるオープンキッチンが華やぐ時間を約束。店内では、窓ガラスを張る前にクレーンで搬入したという約6mにおよぶ一枚板のウォルナッツ材の長テーブルが存在感を放つ。

フォーシーズンズホテル大阪
フォーシーズンズホテル大阪

香港のラグジュアリーホテルなどでの経験をもつレイモンド ・ウォンシェフが、厳選された日本食材を使って本格的な広東料理を仕上げる。北京ダックをはじめ、油をかけて揚げたカニの甲羅詰めや、細かく刻まれて花のように開いた豆腐のデザートなど、見た目にも美しい料理をコースで楽しめる(ランチ¥13,800~、ディナー¥23,800~)。

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フォーシーズンズホテル大阪

また、大阪の新たなナイトスポットとして注目を集めそうなのが同じく37階にある「バー・ボタ」。足元から天井までの大きな窓越しに見えるサンセットや夜景はドラマティックな時間を刻むはず。「水の都」にちなんで「ウェルカムかき氷」で迎えてくれる粋なおもてなしもうれしい。

メニューには「世界のベストバー50」にも選出されたロンドンの「クーペット・アンド・アトリエル・クーペット」出身のバーマネージャー、アンドレイ・マルク氏による、ユニークでウィットに富んだカクテルがそろう。道頓堀をイメージしたものや、みそやゆずなど日本ならではの食材を使ったドリンクを試したい。

ちなみに「江南春」と「バー・ボタ」があるホテルの最上階のデザインは、「フォーシーズンズホテル東京大手町」のレストランフロアも手がけたデザインスタジオ スピンによるもの。華やかで上質なアーバンラグジュアリーを体感できるフロアだ。

フォーシーズンズホテル大阪
フォーシーズンズホテル大阪

朝食は1階にあるオールデイビストロ「ジャルダン」で。フランス語で「庭」を意味する通り、緑に囲まれたテラス席が心地いい。隣接するベーカリーショップ「ファリーヌ」の焼きたてパンのほか、分厚くこんがり焼かれた「ジャルダンフレンチトースト」(写真)が絶品! 中はふっくらとしてやわらかく、見た目よりも軽やか。朝から至福のひとときを満喫できる。ランチ(¥3,200~)やアフタヌーンティー(¥7,800~)も人気を集めそう。

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7

奥深き大阪の魅力に出合うアクティビティ

フォーシーズンズホテル大阪

最後に特筆すべきは、定番の大阪からさらに踏み込んで、奥深い魅力に触れられるアクティビティ。なかでも今回体験した「堂島クルーズ」(¥37,000~)は、ホテル近くの船乗り場から出発し、「なにわ三大橋」の難波橋や天神橋、天満橋をくぐりながら大阪城が見えるポイントまで向かうという、「水の都」を心から満喫できるもの。いつもとは違う視点で、大阪が夕日に染まっていくのを船に揺られながらシャンパンを片手に眺めるのは風情があって格別だ。

ほかにも、豊臣秀吉ゆかりの地を訪れお茶会などを楽しむ「1日豊臣秀吉体験」、大阪・堺の「堺刃物ミュージアム」を訪ねる「包丁作り体験」など、この土地ならではの歴史や文化を深く体感できるユニークなアクティビティがそろうのが面白い。

2025年大阪・関西万博(EXPO2025)を控え、ますます活気づく大阪の新たなランドマークで、アーバンラグジュアリーの最先端を体験したい。

フォーシーズンズホテル大阪
大阪府大阪市北区堂島2-4-32
Tel.06-6676-8682
宿泊料金/1泊1室¥132,825(税・サ込み、別途大阪府宿泊税1名¥300)~
公式サイト

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