Herokuの学生プラン申請
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Github Educationとは?
学生、教師、学校向けのGithubから提供されるサポートパックです。
ソフトウェアの開発に必要なツールを無償で獲得できます。
どんなメリットがあるのかはこちらを参照してください。↓
https://education.github.com/benefits
申請手順
1. Github Educationのページにアクセス
ページにアクセスできたら、「View the benefits」>「Get Student benefits」の順にアクセスします。
ページ下部に入力箇所があるので、必要情報を記載して登録しましょう。
※ 申込資格は以下の通りです。学校から配布されているメールアドレスが登録されていることが必須になるので、もし登録していないければ登録しましょう。
- 学生であること。
- 学校からもらったメアドがあること。
- GitHubアカウントを持っていること。
- 13歳以上であること。
2. 二要素認証を設定する
https://github.com/settings/security
上記ページにアクセスして、ページ下部にあるTwo-factor authenticationの欄を確認します。
下記画像のようにEnabledと書かれていれば、すでに設定されているのでこのステップは飛ばして大丈夫です。
書かれていない場合は、Enable two-factor authenticationボタンをクリックします。
あとはページの指示に従って登録を進めていきましょう。詳しいやり方は公式ドキュメントに書いてあるので、わからなかったら参考にしてください。
3. 学校のメールアドレスを追加
学校からもらったメールアドレスでログインした場合は既に選択されていると思います。
もし選択されていない場合は「Add an email address」から追加してください。
次に「How do you plan to use GitHub」に解答してください。
理由は「Personal Project」など何でもいいです。
選択できたら「Continue」をクリックしてください。
4. 学生証のアップロード
学生証もしくはそれに準ずる資料(学校の便箋に書かれた手紙や、現在在籍していることを証明する日付の入った書類)の画像をアップロードしてください。
問題なかったら「Process my application」をクリックしてください。
「✨Welcom to Global Campus」というメールが大学アカウントに届いていたら申請は完了です。
※ 稀にメールが届かないことがあります。1日経っても来ない場合は、一旦Github Educationの公式サイトにログインし、以下のような画面が出るか確認してください。以下の画面が出た場合は申請できているので、そのまま次のステップに進んでください。
GithubとHerokuを連携
これまで作成したwebアプリケーションをデプロイするためにHerokuというサービスの無料枠を利用していたのですが、2022年11月28日で無料枠の提供が終了してしまいます。そこでGithubと連携し、Github Educationのオファーを受け取ることでHerokuを実質的に無料で利用できます。
詳しくはHerokuの公式サイトをご確認ください。
https://jp.heroku.com/github-students
オファーの内容と条件
オファーの内容は以下になります。
2023年11月地点では2年分の合計$312が付与されるそうです毎月13ドル相当のプラットフォームクレジットを12ヶ月間 (合計 $156)
条件:Github Educationに登録しており、18歳以上である。
※クレジットは12ヶ月分しかないため、利用期限に注意してください
連携手順
1. Herokuアカウントの作成
Herokuの公式サイトにてアカウントの作成、またはログインを行う。
※オファーを利用するためにはクレジットカードの登録が必要です。
クレジットカードの登録方法はこちらを参考にしてください。
2. Github Students offerに申し込む
連携ページにアクセスし、以下Stepに沿って進める。
- Githubアカウントを確認する
- 支払い方法の確認
クレジットカードの登録を参照。 - クレジットの受け取り申請を行う
申請の処理には最大で24時間かかる場合があります。
Herokuの「Account settings」>「Billing」>「Billing Infomation」の「Platform Credits」に "$156.00" と記載されていたら申請完了です。
補足
クレジットカードの登録
請求にアクセスし、Add credit cardからクレジットカードの登録を行う。
クレジットの受け取りタイミングについて
クレジットはその月の最初の日に適用されます。例:10月28日に登録→10月1日に適用
その月に割り当てられたクレジットは持ち越すことができないので、例の場合10月31日までに使用されなかったクレジットは失効されます。なので月初に利用開始するように推奨されています。
デプロイ
こちらの資料を参考にデプロイをしてください。
既に無料枠でデプロイしているアプリのグレードアップ
Herokuの有料化に伴い、DynoとDBの二つのリソースをグレードアップする必要があります。
Heroku運営はEco DynoとMini Postgresという無料枠に変わる安価プランを用意したので、その二つをグレードアップします。
Eco Dyno
Eco Dynoとは$5/月で使えるDynoのプランです。
月に1000時間までアプリを起動することができます。
使用時間は自分が立てた全Eco Dynoで共有されます。(AとBというアプリをEco Dynoで立てた場合、Aを700時間使った場合は、Bを300時間使用できる。)
- 「Accout settings」>「Billing」>「Free Dyno Usage」>「Subscribe to Eco」をクリック
- Herokuのトップ画面 > アップグレードしたいアプリ > 「Resources」>「Change Dyno Type」> 「Eco」を選択
Mini Postgres
Mini Postgresは$5/月で使えるDBのプランです。
最大1万行 or 最大1GBまで保存できます。
Eco Dynoのようにアプリをまたがって共有することはできないため、アプリごとに支払う必要があります。
- Herokuのトップ画面 > アップグレードしたいアプリ > 「Resources」>「Add-ons」のHeroku Postgres のプルダウンをクリック > 「Modify Plan」>「Mini - $0.01」を選択 > 「Provision」をクリック
- アプリのターミナルで
heroku pg:info -a アプリ名
を実行すると、PlanがMiniになっていることを確認
アプリの削除方法
学生プランは12ヶ月後に切れてしまうので、そのアプリが入らない場合は必ずアプリを削除してください。
Heroku上で削除してもアプリのソースコードはGitHubに残っているはずなので安心してください。
※保存されていたDBは削除されるので必要に応じてローカルに保存するなりしてください
- 削除するアプリのダッシュボード > 「Settings」>「Delete app...」をクリック
- 削除するアプリ名を入力 >「Delete app」をクリック
削除したアプリは元に戻せないので、慎重に作業をしてください。