NEWS / 県内ニュース

大船渡市・末崎中の生徒が育てたワカメ 閉校前最後の販売に大行列【岩手】

 岩手県大船渡市の中学生が自分たちで育てたワカメを販売しました。今年度末での閉校が決まっていて、「最後のワカメ販売」となりました。

 盛岡市の肴町商店街で行われたのは、大船渡市立末崎中学校の生徒による「ワカメ販売」。開店の30分以上前から50人あまりの行列ができました。

 末崎中学校では、毎年総合学習の一環でワカメの種付けから収穫、販売までを行っていて、去年秋に種付けをしたものが、5日販売されました。

 茎や葉など4種類が1パック500円で販売され、多くの人が次々と買い求めていました。

 大船渡市末崎町はワカメ養殖の発祥の地。末崎中学校では2002年からこの授業が始まり、これまで先輩たちが「末崎のワカメ」を多くの人に広めてきました。しかし、大船渡中学校との統合で来年3月末での閉校が決まっているため、最後のワカメ販売となりました。

 お客さんの中には、卒業生だという人も。

 授業の一環でありながら、多くの人に愛された「末崎中学校のワカメ」。およそ500パックが見事完売しました。