2024.09.03

西和賀町、小中一貫教育を導入へ 意見交換経て年度内に決定

 

 西和賀町は小中一貫教育制度の導入と、保育所の統合を柱とする教育環境の方向性をまとめた。4小中学校の児童生徒の減少と施設の老朽化を踏まえ、湯田、沢内両地区の枠組みとし、保育所も各地区1施設とする。保護者との意見交換やアンケートを経て年度内に正式決定し、2028年度までに順次導入する。

 方向性は23年度に実施した保育所、学校それぞれの「あり方検討委員会」の報告書を踏まえた。本年度当初の町内の未就学児、小中学生は295人だが、推計によると29年度当初は202人まで減少し、複式学級化も進む。

 これを受け、ともに築50年を超す沢内小(泉沢)と沢内中(太田)は、一体または隣接の建物を整備し小中一貫制度を導入。25年度に場所を決め、27年度に建設、28年度の使用開始を想定する。湯田地区は当面、湯田小(湯田)、湯田中(川尻)の校舎を活用しながら連携する。

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 詳報は、9月3日付の岩手日報本紙をご覧ください。

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