バスケ、サッカー、野球・・・ 戦後、広島にスポーツ根付いた理由 「心の復興」支え まちの誇りに /広島

ファンが詰めかけた優勝報告会=マツダスタジアムで、共同

競技場「観戦率」3回連続全国1位

 バスケットボールBリーグで2023―24年シーズン、広島ドラゴンフライズが次々と格上チームを破り「下克上」による優勝を果たした。首都圏や近畿地方に比べて人口規模は大きくないが、中国地方で最大都市の広島市には野球の広島カープやサッカーのサンフレッチェ広島を代表にスポーツ文化が根付く。背景には戦前の「軍都」時代に進められた体育振興や、原爆投下後の焼け野原で市民の「心の復興」を支えた歴史がありそうだ。

 「優勝おめでとう」「次はカープも」。Bリーグを制したドラゴンフライズは6月、カープの本拠地マツダスタジアム(南区)でファンに優勝を報告した。5月の決勝戦では、サンフレッチェの新スタジアム、エディオンピースウイング広島(中区)でパブリックビューイングが行われ、想定を超える約7700人が声援を送った。競技の垣根を越え、広島のスポーツを盛り上げた。

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