ベストアンサー
当時(20世紀初頭)の蒸気船の流行です。 煙突を真っ直ぐ立てるより後ろへ傾けた方がスピード感があるので、このようなデザインにした船が多く見られます。 例えばタイタニック号の生存者を救助したカルパチア号も、1本だけの煙突を後ろに傾けたデザインになっています。 特にこの頃の「スピード」を売りにする船で、このようなデザインを採用しています。 日本の船でも、この時代に煙突を後ろへ傾けたデザインの船がいくつかあります。 有名なところでは、国鉄青函連絡船最初の船となった「比羅夫丸」です。この船では煙突は1本だけでしたが、その1本の煙突を後ろに傾けてスピード感を強調しました。 この「比羅夫丸」は当時の日本の商船では最も速い船(巡航速度18ノット)で、スピードを売りにしていたのでこういうデザインになったと言われています。
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質問者からのお礼コメント
ありがとうございます!確かに傾斜しているとスピード感が出ますね。キチンした理由があったのですね! とても良いお話が聞けてよかったです。ありがとうございました。
お礼日時:2019/10/24 6:19
その他の回答(2件)
通常、空気は100m高くなるごとに1度温度が下がると言われています。 なので、排気を高い所で排出すると周りの冷たい空気より排気が暖かくて軽い為、より上方へ上る事が期待出来るので、煙突は高い所で排気するように作成されています。 走行中の煙突周りの空気の流れを考えると、真っ直ぐな煙突でも先端をくの字型に曲げて排気すれば、斜めの煙突と同じ効果が有りそうです。 だとすると、斜め後方に倒した方が速そうに見えるとか、そういった事だったのではないでしょうか?
ID非公開さん
質問者2019/10/24 6:16
回答ありがとうございます。
タイタニックに限らず、煙突のある船全般だと思いますが、 開口部が船体に対して水平だと進行方向への速度によって空気が入って煙が逆流するため、煙突自体を斜めにして逆流を防ぐ(垂直になっているものは中の配管に角度を付けてある)。 煙のすすが落ちてくる方向をずらすことで、煙突内部や周囲にすすがたまることを防ぐ。 だったような気がします。
ID非公開さん
質問者2019/10/24 6:16