Kaz.Saito

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  • 第27期盤聖戦振り返り

最近の記事

今後について(2024/9/2)

1.お詫び この度は私の軽率な態度により、JBSおよびJBS赤坂例会に対して多大なるご迷惑をおかけいたしました。この場を借りてお詫び申し上げます。 2.今後について いくつか報告している内容もありますが、以下の通りといたします。 (1)関東のJBS例会への不参加 具体的には「赤坂」「代官山」「ねこまど」「埼玉」「千葉」となります。私の『気持ち』次第ですが、赤坂とねこまどはよほどのことがない限り今後参加することはありません。それ以外は私の「気持ち」次第ですが、最低でも年

    • 【バックギャモン】決死のギャモンセーブ~1で埋めるか進めるか

      今回は技術論というわけではありません。自力でちゃんと計算するのは無理な内容ですが、私なりの結論は出していきたいと思います。 課題ポジション 私は黒、つまり相手側のムーブです。5ポイントマッチですでに4倍動いており、盤面でもスコアでも白は「決死のギャモンセーブ」を迫られています。このポジション、6も難しいのですが、今回の問題は相方である1の目で2/1とした方が良いかどうか、です。 試合は結果的に「2/1とやっていればセーブできていた」です。 これが最終局面です。 1の目で

      • 【バックギャモン】ダブルタイガーを考える

        ダブルタイガーとは何か ダブルタイガーとは、自陣に2枚のブロットを置いてダブルヒットすることを指します。「ダブルヒットは虎」という格言がありますが、単なるダブルヒットではなく自陣に2枚ブロットを置くのでかなりなリスクを伴います。 それでもダブルタイガーをするべき局面というものが存在しているので、今回は「ダブルタイガー」について簡単な考え方を書いてみようと思います。 ※必ずしもわかりきっているわけではないので、誤りがありましたらご容赦ください 基本1 確率編 ダブルタイガ

        • 【バックギャモン】クローズアウト後の進行

          今回は首尾よくクローズアウトできた後の進行について紹介します。有利な状態で1枚以上打ち上げてクローズアウトするとかなり優勢なのですが、優位をより拡大するためにどのようにベアインまで持っていけばいいのかを考えていきます。 ※今回は「ベアイン」までの話です。上がり方については検討しません。 「クローズアウトしたら勝ち」ではない この認識を間違っていると選択を誤ります。確かにクローズアウトできればほぼ勝ちですが、勝ちではありません。「クローズアウトしたら何をやっても勝ちでしょ」

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        • 第27期盤聖戦振り返り
          2本

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          【バックギャモン】ふらっと スペシャルマッチ 向井慧vs望月正行

          お笑い芸人コンビ、パンサーの向井慧さんが「バックギャモンにはまっている」とラジオで発言してから実現した向井さんと日本、いや、世界バックギャモン界のスーパーヒーロー望月正行プロとのスペシャルマッチが本日TBSラジオYouTubeチャンネルで配信されました。1週間(7/2まで)アーカイブされるようですので視聴してみてください。 私は後追いでしたが視聴することができました。今回はその中から私が(興味として)気になった局面を中心に4つのポジションを紹介します。 今回のルールは「向

          【バックギャモン】ふらっと スペシャルマッチ 向井慧vs望月正行

          【バックギャモン】これをテイクさせて勝つために

          今期のJBS名人戦は名古屋リーグに参加し、本割2勝1敗でプレーオフとなりましたが、辞退することとしました。Xでも書いた通りその詳細については説明することはできませんが。 その最終戦、神谷正俊さんとの対戦での最終局面を紹介します。 ポジション1 黒 斎藤 22-21 白 神谷 25ポイントマッチ 白の早いダブルからレースになった局面。ミッドポイントのみになったこの局面はすでにレースと考えていいでしょう。レースでは勝っていることから、ここからは常にダブルを考えていくことになり

          【バックギャモン】これをテイクさせて勝つために

          【バックギャモン】初手21とフリードロップ

          まずは拙稿より、フリードロップおよび初手41に関する内容を紹介します。 今回は「相手にフリードロップの権利がある状態で初手21を振った場合」を検討します。 フリードロップとは? 前述のフリードロップ考にも書いていますが、フリードロップとはポイントマッチにだけ存在するテクニックで、「ポストクロフォード(残り1点でダブルをする権利が発生している状態)において、最初にダブルする権利が発生した相手がダブルをした場合にパスをすること」を指します。ダブルをテイクすると必ず2点単位に

          【バックギャモン】初手21とフリードロップ

          【バックギャモン】初手41スロットを使う

          初手の41は24/23 13/9のスプリットと、13/9 6/5のスロットの2種類があります。今回は2種類の初手41の特徴と、41でスロットする場面を考えていきます。 初手スプリットとスロットの特徴 初手41と21では、スプリットとスロットの2種類があります。それぞれ特徴がありますので紐解きます。 初手スロットは攻めの手です。5ポイントに下ろした駒がヒットされなければ次に5ポイントを作る目が多くなってよし、ヒットされたらねじり合いで頑張るというのがスロットの目的です。一方

          【バックギャモン】初手41スロットを使う

          【バックギャモン】4away-2awayのキューブを紐解く

          4away-2away、「残り4点対残り2点」のスコアのことを私は「魅惑のスコア」と呼んでいます。ダブルをテイクさせてギャモン勝ちすればきれいにマッチ勝ちすることができます。今回はこのスコアのキューブを紐解いていきます。 なお、今回出てくる結論は非常に簡単なものです。結論だけ見たい人は最後まで飛ばしてください。そのあとで「どういうこと?」というのを確認するために道中を読み進めるというのでも問題ないと思います。また、この先ここでは「Xaway-Yaway」を「XaYa」と示し、

          【バックギャモン】4away-2awayのキューブを紐解く

          【バックギャモン】5ポイントと4ポイント・ダブルタイガーかポイントメイクか

          課題ポジション アンリミテッド 白の32は? ランで負けていることもありヒットはすることになるでしょう。この場合13/11* 8/5*のダブルタイガーか、8/5* 6/4の2択になります。このように「ダブルタイガー」と「1枚オンザバー・ポイント1か所メイク・インナーブロット1か所」を選べる時どちらを選ぶべきかを検討します。なお今回は「インナーに2枚残すプレイ」を選択する可能性があることから、5ポイントと4ポイントに2枚晒すか4ポイントをメイクするかで比較することにします。

          【バックギャモン】5ポイントと4ポイント・ダブルタイガーかポイントメイクか

          【バックギャモン】桑名庵例会の運営を降りたワケ

          本日、現担当者のこーくんに、桑名庵例会の運営・企画を降りることをお伝えしました。担当者はすでに変わっているのですが私が運営にかかわっていくことはなくなります。名古屋例会との企画も私はやりません。こーくんにやっていただきます。 なぜという点でいえば知っている人には知っている(というよりは、察しが付くというレベルの)話なので深くやる必要もないことではありますが、私がマネジメントをやっても誰も喜ばないだろうというのが一番の理由です。その心境になったおおもとについてはここでは書きま

          【バックギャモン】桑名庵例会の運営を降りたワケ

          【バックギャモン】「大阪本町例会に通えば特殊能力を身に着けられる」は本当か?

          今回の話は「超」が付くほどオカルトな話なのでそういうのが苦手な人はお気を付けください。 バックギャモン大阪本町例会は原則毎週日曜日12時~19時で開催しています。東京赤坂よりも1時間長くプレイできること、参加者も多いことから実は私の中では「一番」の例会と思っています。私は大阪に住んでいたこともあり3年弱大阪本町例会に通ったのですが、本当にいろんなタイプのプレイヤーが「これでもか、これでもか」と訪れる例会なのでまったく飽きません。今回はそんな「大阪本町例会」にスポットを当てる

          【バックギャモン】「大阪本町例会に通えば特殊能力を身に着けられる」は本当か?

          【バックギャモン】日本バックギャモン界の「個性派」

          バックギャモンはすでにAIが浸透していて、eXtreme Gammon 2(XG)が最強ということでコンセンサスが取れている部分があります。XGの解析結果で最善手を確認し、解析結果が正式な認定でも使われています。良い点としては全体のレベルが飛躍的に上がるということが挙げられます。逆に、強い人ほど「個性」を失ってしまうのではないかという懸念もあるとかないとか。現代ギャモンでは機械解析の結果が台頭していますが、そんな中でも「個性派」と思う人は存在しています。今回は日本バックギャモ

          【バックギャモン】日本バックギャモン界の「個性派」

          【バックギャモン】七盤勝負のバックギャモン【桑名七盤勝負】

          「桑名七盤勝負」は、三重県桑名市の桑名囲碁将棋サロン庵で生まれた競技です。連珠・どうぶつしょうぎ・オセロ・チェス・9路盤囲碁・将棋・バックギャモンの7種を1列に並べて同時にプレイ、4種目先に取った方が勝ちというゲームで、2017年2月に第1回の大会が行われてから7年、明日(4/20)から2日間、「第9回世界大会」が開催されます。 今回は「桑名七盤勝負」、そしてそこから派生した「オンライン七盤勝負」のなかから、バックギャモンに焦点を絞ってお話ししようと思います。 桑名七盤勝

          【バックギャモン】七盤勝負のバックギャモン【桑名七盤勝負】

          【バックギャモン】BMAB Individual Applications

          バックギャモンの実力認定機関「BMAB」の「Individual Applications」について、公式に書いていることをもとに本稿をアップします。「解釈が違う」ということがあればご指摘ください。 BMAB - About BMAB 以前の記事。ここで書いた時とは少し事情が違うかもしれません。 認定されるための基本要件 今回は「Individual Applications」、個人申請での認定についてになりますが、それによらない基本要件について述べます。基本要件は以

          【バックギャモン】BMAB Individual Applications

          【バックギャモン】ゲーム展開のフロー化(3)

          前回 【バックギャモン】ゲーム展開のフロー化(2) 前回はゲーム序盤と終盤から真ん中をつなげていくという方針で進めました。今回は「ランニングゲーム系統の展開」についてみておきます。 ランニングゲームへ移行するかどうかの判断 ランニングゲームはすべての展開の基本になるのですが、ランニングゲームへもっていって良いかを判断する基本的なポイントは「ピップ」です。相手よりも先に進んでいるならばランニングゲームを考えやすくなります。もう1つのポイントは「バックマン」です。バックマン

          【バックギャモン】ゲーム展開のフロー化(3)

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