横浜DeNAの上茶谷大河投手(27)が横須賀でもがいている。24日のファーム日本ハム戦(横須賀)で三回から2番手で登板し、3回を無失点4奪三振と好投。今季は故障にも苦しみ、「チームとしても自分としてももどかしいシーズンを送っている」というが、一軍昇格を諦めず、チャンスを見据えている。
先発小園が2回5失点でノックアウト。予想外に早い出番となるも「初回からブルペンで準備し、いつでもいけるように準備はしていた」と焦りはなかった。外角低めに丁寧に集め、いずれのイニングも先頭打者を切る。ピンチを迎えたシーンは多彩な変化球で的を絞らせなかった。青山2軍監督は「悪い部分もあったが、自分で修正できる。きょう(24日)は粘っていたし、良い投球だった」と6年目右腕の引き出しの多さを評価した。
6月7日のソフトバンク戦で走塁中に左足首を捻挫し、翌8日に出場選手登録を外れた。7月下旬に実戦復帰を果たすも、この登板まで5試合連続失点と課題を残していた。「自分では良い球だと思っていても打たれていた。打者に見やすい球になっていたんだと思う」。自身の感じる球威と結果が一致しない、試行錯誤の日々が続いた。
原因は投球時の体重移動にあり、故障した患部がまだ少なからず影響していた。「満身創痍(そうい)というか、彼もまだ足首が完治していない中で弱音を吐かないで一生懸命やっている」(入来2軍チーフ投手コーチ)とシーズン終盤での一軍復帰を目指し、上半身と下半身がうまく連動する投球フォームを見直す毎日だ。続く27日の同ヤクルト戦(同)でも2回無失点。結果は出始めている。
中継ぎに本格挑戦した昨季は46試合に登板。投球回数64が示すように、回またぎのマウンドも数多くこなし、ブルペンに必要不可欠な存在だった。1軍はクライマックスシリーズ進出争いに向けて勝負の9月を迎える。「起爆剤になりたい。そこを目指してやっている」と上茶谷。その右腕が求められる局面は必ず来る。背番号27のシーズンはまだ終わっていない。
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