米国『日本のホロコースト』発刊 近現代史家ら「史実に反す」研究会立ち上げ、反論本予定
また、「日本はプロパガンダに弱い国だ。戦争のことを持ち出すことで日本を道徳的におとしめ、いろいろな利益を引き出して、究極的に『奴隷状態』に置くための精神的道具として使われている」と語った。
阿羅氏や藤岡氏らは1997年に米国で出版されベストセラーになった南京事件に関する中国系米国人ジャーナリスト、アイリス・チャン氏の著書『ザ・レイプ・オブ・南京』を検証するため2000(平成12)年に発足した「日本『南京』学会」に属した。チャン氏が「大虐殺」の証拠として掲載した数多くの写真の偽造を証明するなど、中国側が主張する南京事件についての「虚構性」を明らかにしている。(奥原慎平)