今回の問題は、一見するととても簡単そうな割り算です。
実はこの割り算、答えの形がいくつかあるのですが最も応用が効きやすい形での答えを紹介します。
この方法を知っているだけで他の計算の解きやすさが格段にアップするのでぜひ挑戦してみてください。
問題
次の割り算を分数の形に直しなさい。
14÷3
割り算を習いたての小学生なら、「4あまり2」と答えますが、これではあまり応用が効きませんね。
解説
この問題の答えは「14/3」です。
分数の形になりましたが、どういうことか早速振り返っていきましょう。
そもそもこの14÷3という割り算は電卓で計算してみると、4.666・・・となってしまい、割り切ることが出来ません。
かといって、あまりを使ってしまうともしもこの先に計算が続いていたら計算不能になってしまいますので、あまりは使いたくありません。
そこで、この先の計算にも対応しやすい分数の形で応えることが基本です。
分数の形になっていれば、足し算や引き算はもちろん、掛け算や割り算にも対応することが出来ますね。
では、どのようにして割り算を分数に変形するのでしょうか。
割り算と分数の変形方法
・○÷△=○/△
ただし、△は0以外の数とする。
この方法を利用することで割り算を分数にすることもその逆も可能になります。
そもそも分数というものは割り算を表すものである、という考え方も併せて覚えておけばこのポイントを忘れにくくなるかもしれません。
では、このポイントをもとにして問題を解いてみましょう。
14÷3
=14/3
とてもスッキリ簡単にまとめることが出来ました。
まとめ
大人の皆さんこそ、4あまり2という答えかたよりもスマートに分数で答えられるようにしておきたいものですね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
割り算の問題にもう一問挑戦!