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大人が意外と忘れている数学「3.15×1.1+(−3)」→正しく計算できる?

  • 2024.9.1

今回挑戦するのは、小数どうしの掛け算を含む四則演算です。

小数どうしの掛け算となると筆算をして計算するのが一般的ですが、今回は掛ける数に注目して筆算をせず簡単に求めてみたいと思います。

学校で習うことは滅多にない計算ですので、ぜひ挑戦してみてください。

問題

次の計算をしなさい。
3.15×1.1+(−3)

×1.1というところが、この問題の注目ポイントです。

解説

この問題の答えは「0.465」です。

まずは、3.15×1.1の計算を行います。これは、3.15の10%増しという意味の計算になっています。

つまり、3.15の10%分と3.15を足し算することで求めることが出来ます。

では、3.15の10%分はどのように求めると良いでしょうか。

10%であれば、小数点を一つ左へずらすことで求めることが出来ます。しっかりとした計算式であれば、

3.15×0.1
=0.315

となります。3.15にこれを足せば良いので

3.15+0.315
=3.465

となり、×1.1に注目することで筆算をせずに求めることが出来ました。

ここまでの計算をまとめると

3.15×1.1+(−3)
=3.465+(−3)

となりますので、最後に残りの計算もしていきます。

+(−3)は「−3を足す」つまり「3を引く」ということですので

3.465+(−3)
=3.465−3
=0.465

として答えを求めることが出来ました。

まとめ

10%増しといえば、消費税を思い浮かべる方も多いと思いますが、実は消費税もこの方法で計算できますよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):うおうお

数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。


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