今回は分数の計算にマイナスの計算と復習しておかないといざという時に間違えてしまうかもしれない問題が盛りだくさんです。
もちろん、基本の計算も疎かにしてはいけません。大人として正しく計算できるように計算のルールを復習していきましょう。
問題
次の計算をしなさい。
4+(−2)+2/5×3
重要なのは分数と整数の掛け算とカッコの処理ですね。
解説
この問題の答えは「16/5」です。
計算全体のルール、分数と整数の掛け算、カッコの処理を一つずつ復習しましょう。まずは計算全体のルールからです。
計算のルール
・まずはカッコ内を計算する。
・次に掛け算と割り算を計算する。
・最後に足し算と引き算を計算する。
今回の問題では、2/5×3という掛け算を優先します。
分数と整数の掛け算のポイントを復習しましょう。
分数と整数の掛け算
・分数の分母はそのままにして、分子と整数部分だけを掛け合わせる。
・約分できるかどうか必ず確認する。
整数を分母にも分子にも掛けてしまう間違いが多いので注意してください。
さて、2/5×3ですが3を分子の2にだけ掛けて分母の5はそのままです。
2/5×3
=6/5
約分することは出来ないので計算完了です。それでは、残りの足し算と引き算を計算していきましょう。
4+(−2)+2/5×3
=4−2+6/5
=2+6/5
=10/5+6/5
=16/5
2を通分して10/5に直すことで分数の足し算を計算することが出来ました。
まとめ
懐かしいポイントが盛り沢山でしたが、どれも重要なものなので忘れないようにしておきましょう。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。
分数の問題にもう一問挑戦!