本文へ移動

満知子せんせい(87)ルールを曲げるなんて… 浅田真央は出られなかったトリノ五輪

2024年9月3日 05時10分 (9月3日 05時10分更新)
グランプリファイナルの表彰式で笑顔を見せる(左から)3位の中野友加里さん、優勝の浅田真央さん、2位のイリーナ・スルツカヤさん =2005年12月、東京・国立代々木競技場で

グランプリファイナルの表彰式で笑顔を見せる(左から)3位の中野友加里さん、優勝の浅田真央さん、2位のイリーナ・スルツカヤさん =2005年12月、東京・国立代々木競技場で

 2005年12月のグランプリ(GP)ファイナルで、15歳の中学3年生、浅田真央が世界一となった。
 前シーズンの世界女王、イリーナ・スルツカヤ(ロシア)を破っての快挙は、本人たちの意識とは関係なく、波紋を広げることになる。明けて2月、イタリアで開かれるトリノ五輪への出場資格が、真央にはなかったからだ。
 五輪、世界選手権に出場するには前年の7月1日(スケート界の年度替わり)の前日までに15歳になっていなければならないという規定があった。9月25日生まれの真央は、3カ月ほど足りなかった。
 それでもトリノ五輪の優勝候補を撃破した完勝に、「特例」を求める声が上がる。そんな周囲の喧騒(けんそう)を、山田...

この記事は会員限定です。
中日新聞紙面の定期購読者の方は、無料で会員登録できます。

中日プラスに登録すると
中日新聞電子版が利用できる
会員向け記事が読み放題
各種メールマガジンで最新情報をお届け

※中日新聞紙面には、中日新聞朝刊・北陸中日新聞朝刊・日刊県民福井が含まれます。

よくある質問はこちら

関連キーワード

おすすめ情報