夏休みが終わり、高校受験生は入試に向けた準備がいよいよ本格化する。出願時期は来年1月。遅くとも年内には志望校の絞り込みをする必要がある。志望校選びのカギを握る「学力テスト総合ABC」について、高校入試の対策模試を運営する北海道学力コンクール(道コン)事務局の小関敬充統括マネジャーに聞いた。
■「三者面談」どうする?
受験生にとって志望校を決める際の重要なタイミングとなるのが、多くの中学校で11~12月に行われる「三者面談」。担任や保護者と一緒に自分の学力を確認し、この時に受験する学校を絞り込むことが多い。面談前に保護者と生徒が進路について話し合っておくことが大事だ。
三者面談では、中1からの9教科の成績を点数化した「内申点」(315点満点)を提示される。北海道の公立高入試は、当日の試験と内申点を同等に評価する合格枠を定員の70%に設定するなど「内申重視型」が特徴。内申点が入試の合否に影響するため、内申ランクに基づいて志望校を決めるのが一般的だ。
ただ、内申点や通知表のつけ方は保護者世代の時と大きく変わっている。文部科学省は2002年度に学習指導要領を改定し、他の生徒と比べて評価する「相対評価」から、生徒ごとの達成度から判断する「絶対評価」に変更。相対評価では学級ごとに「成績評価の『5』は7%」などと配分比率が決まっていたが、比率にとらわれずに評価できるようになった。
■Aランクの〝インフレ〟?
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