これよく分かる。 うちの場合でも、連れ去ったママさんは 「私は父と会えなくてどんなに辛かったか、どんなに苦しかったか。だからこそ、ヒメちゃん、タツくんには絶対にそんな目には遭わせない!もし別れてもパパは絶対にこれまで通りに会ってあげてね」 などと100回以上も繰り返したくせに、いざ調停では 「娘と息子が会いたがらないんですよね。会いたいって言えばいくらでも会わせるんですが」 と言い放って調停員に「それは貴方のお気持ちでしょう?」諭されてた。 元同僚である歯科スタッフにも急に 「いやヒメタツが会いたいって言うなら会わせるんだけど、会いたがらないんでね」 などと話してドン引きされてもいた。 同時期に何度も会いに行き 「パパと会えんくてさみしい!パパと会いたい!」 「ママには言えんしなあ…」 「良いよいつでも連絡して!何でも送って!」 「パパはいっつも優しいねえ」 などの言葉を貰っていて、その録音もあるのだが、恐らくは無言の圧力か、嘘を吹き込んで彼らが何も言い出せない空気を作り出していたのだろう。 その嘘で塗り固めて作り出した「自分たちの正当性」が話しただけで壊れてしまうからこそ、実家まで引き払い、私はおろか親戚、友人、知人さらには自分の友人であっても私と話ができる人間から徹底的に逃げ続けて今に至る。 私は将来子ども達にママや祖母を恨んで欲しくないのだが、子どもの身になれず、身勝手にはまった彼らは誤魔化し続け、子どもの気持ちを時間と虚構で埋め立てようとしている。それがどんな結果を生むのか考えずに。(要はそこからも逃げている。) 穴だらけの家族法制、家族解体主義者の教唆、断絶やってるシンママ、嫉妬やひがみで破滅させたいエセ友人、父に捨てられた過去のトラウマ、本当ならば素敵な家族で、家族同士、周囲の仲間の助けも借りての支え合いでどうとでも解決するようなことが、ちょっとした愚かさから始まった掛け違いで、こうも壊れて問題を積み重ねて行く様は、日本が子どものブラックホールだと海外から言われるゆえんなのだとつくづく思う。