トルコ雑貨を販売し、料理が楽しめる「紬(つむぎ)カフェ」(白浜町)を経営する。手や足に障害のある人がつえで体を支えてプレーする「アンプティサッカー」のトルコのチームを招き交流大会を企画したり、現地のラジオ番組で和歌山の情報を発信したりして日本とトルコの友好に努める。「生まれ育った串本町に、海外からも人を呼び込んで経済を活性化させ、『地元で就職し、生活する』という選択肢を用意したい」と考える。
串本・紀伊大島沖のトルコ軍艦エルトゥールル号の遭難事件(1890年)から、2020年で130年。献身的な遭難者救助で始まったトルコとの友好だが、自身は串本で18歳まで過ごしてもほとんど知らず、興味がなかった。
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