図書館での出来事
ある日、図書館に行って机がある席に座って本を読んでいました。
すると、向こうのほうでお年寄りのかたが怒り始めました。
「ここは勉強するところじゃないんだよ。」
「本を読むところなんだよ。」
「勉強だったら自習室があるだろう。」
言われたほうは高校生のようでした。ひたすら頭を下げます。
「明かりをつけることも無いんだよ。今は、昼間だろ。」
私は、怒っているかたが、どの性格タイプかと想像しました。
いくつか候補があがりますが、怒る声と怒り方を聞いていて思ったのは、
タイプ1かタイプ6、この2つの内のどちらだろうか?と思いながら聞いていました。
高校生のほうは、すぐに机に出ている教科書をしまい込み、
去り際に、もう一度、お年寄りのかたに頭を下げていました。終始やさしい対応でした。たぶんタイプ6です。
私は静かになった後に、さりげなくお年寄りのかたを見てみました。
椅子に腰掛けて、背筋をしっかり伸ばして本を読んでいます。
その特徴的な姿勢を見れば、性格タイプが分かります。
タイプ1です。
ただ、レベルは低いです。タイプ1は不正を嫌い正しさに生きる人ですが、規則と関係無い明かりのことまでも怒っていたからです。
また、ある日のことです。私は、同じように、図書館に行って机がある席に座って本を読んでいました。
私のとなりには、前回とは別の高校生がいて、勉強をしていました。
このときは、図書館のかたが注意をしていました。
「あの~。勉強だけのかたは、この席は使えません。」
高校生はだまって聞いていました。
そして図書館のかたが他へ行くと、高校生は、そのままイヤホンをつけて勉強を続け始めました。
すると、しばらくして、図書館のかたが戻ってきて、また声をかけました。
「あの~。よろしいですか?この席は、勉強だけのかたは使えないんです。」
高校生はだまって聞いていました。
図書館のかたは、他を見回りに行きました。たぶん、また戻ってくるでしょう。
高校生は、去る気は無いようでした。
だまって席を立って、勉強に関連した本をアリバイのために探し始めました。
雰囲気だけの判断ですが、この高校生は、たぶんタイプ4ですね。しかもレベルが低いです。
タイプ4は「自分は特別だ」という感覚を持っています。
これは、タイプ4独特の人を引きつける雰囲気に関わるものなので、悪いものでも無いのですが、
レベルが落ちている場合は、傍若無人につながってしまいます。
今回の高校生は、悪い意味での特別感(私が勉強に使って何が悪い)が出ているように感じました。
参考
『【エニアグラム用語】レベルとは?』
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