NHKのラジオ国際放送などの中国語ニュースで、中国籍の外部スタッフ男性が沖縄県・尖閣諸島について「中国の領土」などと発言した問題で、男性が待遇面で不満を漏らしていたことが30日、判明した。NHKなど複数の関係者が「給与など待遇への不公平感があったと聞いている」と明かした。問題発言の一因になった可能性がある。
過去にNHKのラジオ国際放送の番組で男性と働いたことがある関係者によると、男性は中国語で読み上げるニュースの内容によっては「中国国内で批判にさらされるリスクがある」との不安も抱えていたという。尖閣諸島など日本と中国で主張が違う問題についてニュースを読むことにストレスがあり、給与面なども含めてNHK側の対応に不満があったとみられる。NHKが21日付で契約を解除した男性に関し、帰国したとの中国メディ…
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