高校生が瀬戸内の島々を調べて活性化方法を発表
県内の高校生が瀬戸内の島々について調べ、活性化の方法を発表する会合が16日に高松市で開かれました。
県教育委員会などは、県内の高校生が講義やフィールドワークを通じて瀬戸内の島々について学ぶ講座を6年前から開いていて、ことしは県内13の高校からおよそ40人が参加しました。
16日は、この1か月間で学んだ成果を発表する会合が高松市の県庁ホールで開かれ、このうち丸亀市の本島をとりあげたグループは、笠島地区の古い町並みなどを紹介しました。
そのうえで観光客などに島に来てもらうきっかけ作りとして、吹奏楽部によるコンサートなどを提案しました。
また、いりこの産地として知られる観音寺市の伊吹島をとりあげたグループは、出産した女性が赤ちゃんと一緒に「出部屋」と呼ばれる場所で共同生活を送る風習があったことを紹介し、島の魅力を知ってもらうためにいりこの試食会を開くことを提案しました。
参加した琴平高校1年の男子生徒は「活動を通して島に興味がわいた。人口が減り空き家が増えている現状を改善したい」と話していました。
高瀬高校3年の女子生徒は「実際に足を運んで島の空気感を感じ、歴史や文化を知るきっかけになってよかった。島でボランティアをしたり店を出したりしてみたい」と話していました。