不適切会合で自民青年局長辞任 藤原崇議員が謝罪 辞職は否定
去年開かれた自民党の若手議員らの懇親会に複数の女性ダンサーが招かれたなどと一部で報じられ、衆議院岩手3区選出の自民党の藤原崇・青年局長は出席していたにもかかわらず、不適切な会合をやめさせなかった責任を取りたいとして青年局長を辞任しました。
藤原氏は8日夜、記者団の取材に応じ、「不適切な対応により、国民の信頼を損ねることになり、申し訳ない」と謝罪しました。
去年11月に和歌山市で開かれた自民党の「青年局近畿ブロック会議」の懇親会に露出の多い衣装を着た複数の女性ダンサーが招かれ、参加者の一部がダンサーの体を触ったなどと産経新聞が報じました。
これについて、衆議院岩手3区選出で自民党の青年局長を務める藤原崇・衆議院議員は出席していたにもかかわらず、不適切な会合をやめさせなかった責任を取りたいとして、青年局長を辞任しました。
藤原議員は8日夜、奥州市内で記者団の取材に応じ、懇親会は自民党和歌山県連の主催で開かれ、自身は来賓として参加していたと説明したうえで、「パフォーマンスを止めるべきだったが、結果として止めることができなかった。不適切な対応により、国民の信頼を損ねることになり、申し訳ない」と謝罪しました。
そのうえで、「ダンサーの体には私の記憶では触っていない」と述べました。
一方、議員辞職は否定しましたが、現在務めている自民党岩手県連の会長職については今後、幹事長と相談するとしています。
藤原氏は3年前に行われた衆議院議員選挙で、立憲民主党の小沢一郎衆議院議員と議席を争い、9300票余りの差をつけ、小選挙区で初めて議席を獲得していました。