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26分
情熱大陸
阪神甲子園球場(#1315)
MBS毎日放送
8月25日(日)放送分
9月1日(日)22:59 終了予定
なぜ聖地は聖地であり続けるのか 「100年」を支える献身と愛情 「あの土と芝生の独特のにおい。あれは、甲子園だと思う」松井秀喜は取材に対しそう語った。史上最も多くショートの守備についた鳥谷敬は「引退してからも自由に体を動かせるのは、あの土で長くやったおかげ」と感謝する。 日本一有名な野球場、甲子園。その場所が聖地と呼ばれるのは、少年を大人にする舞台であり、伝統の戦いを彩る劇場であり、そして、歴史の証言者でもあるからだろう。 今月、100歳を迎えた。この節目に、聖地を支える現場を8か月にわたって見つめた。 1月、阪神園芸の職員たちが白い息を吐きながら、内野の土を耕運機で掘り返していた。甲子園のグラウンドを36年間守り続けてきた金沢健児は「春までの3か月が、その年のグラウンドの命運を握っている」と語る。彼らが目指すのは「“水はけ”と“水持ち”のいい」グラウンド。自然と格闘しながら、二律背反に挑み続けてきた。ファンの間で語り草の“神整備”には、気の遠くなるような準備がある。3月、センバツ高校野球やプロ野球のオープン戦を目前に控えたこのころには、場内放送を担当して14年目の窪田真子が後輩への技術指導を行っていた。選手名のアクセントやアナウンスのテンポなど、先人から受け継いできたものはあまたある。場内放送が始まって70年余り、彼女らの「声」は紛れもなく甲子園を彩っている。 プロ野球だけで年間のべ300万人近くの観客が集まる。25年前から球場の安全を守り続ける警備隊長の中本景久は、管理職への昇進を拒んでまで愛する甲子園の現場に立ち続ける。願いは「何も起こらず、楽しく帰ってもらうこと」、だが、そんな思いをよそに思わぬ一報が届く。 そして今月1日、100周年を記念する伝統の一戦が幕を開ける―― 一世紀にわたり球児たちの憧れであり続け、いまも人々を魅了してやまない甲子園球場。戦争、震災、コロナ……幾多の悲しみを乗り越え、変わらず聖地であり続ける背後には、連綿と繰り返される営みと、支える人たちの深い愛情がある。 1924年8月1日開場。 現在の高校野球にあたる全国中等学校優勝野球大会が盛り上がりを見せたことを受け、日本初の本格的な球場として兵庫県西宮市につくられた。 十干、十二支それぞれの最初にあたる「甲(きのえ)」「子(ね)」が60年ぶりに出会うという縁起のいい年にちなんで『甲子園大運動場』と名付けられた。 1935年からは大阪タイガース(現・阪神タイガース)の本拠地としても使用。 現存する野球場としては日本で最も古く、世界でも3番目の歴史をもつ。 2024年8月1日、誕生から100年を迎えた。
©MBS
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