Portable-VirtualBox 初回起動までの作業
最終更新日
- 2023/07/25
- エラー「Virtual Box COMオブジェクトの確保に失敗しました」の対処法を追加しました。
Portable-VirtualBoxについて
Oracle社のWindows用 VirtualBoxをポータブル化したものです。
Windows専用。インストール不要。ただし、レジストリ等を使用します。
https://www.vbox.me/
ソースコード
https://github.com/vboxme/Portable-VirtualBox
両方とも更新が止まっています。
VirtualBoxのバージョンが古すぎると、Windowsのプログラム互換性アシスタントによって、起動を阻止されてしまいます。
Portable版のアップデート機能は、VirtualBoxの新バージョンの有無をチェックするだけで、Portable版自体や内包するVirtualBoxの更新はしません。
そのため、VirtualBoxの新バージョンをPortable-VirtualBoxに適用させる作業が必要です。
Portable-VirtualBoxを使用可能にするまでの流れ
- (UEFI) BIOS設定画面で、Intel VT-x または AMD-V (SVM Mode) を有効にする。
VirtualBoxをポータブル化するためのスターターを作成する。
- VirtualBox 6.1.xx、7.0.xx (64bit-Host) 対応
→ Oracle VirtualBox v6.1.xxのポータブル化 VirtualBox 5.2.xx (32bit-Host/64bit-Host) – 6.0.xx (64bit-Host) 対応
→ Portable-VirtualBoxのバージョンアップ方法 (5.2.xx – 6.0.xx)v5.2.xxとv6.0.xxは、2020年7月にOracle社によるサポートが終了している。
- VirtualBox 6.1.xx、7.0.xx (64bit-Host) 対応
スターター(自己展開アーカイブ形式)を実行する。
→ Portable-VirtualBoxフォルダーに展開(解凍)される。未圧縮状態のスターターを使う場合は、展開不要。
- フォルダーの移動・フォルダー名の変更をする場合は、この段階で済ませておく。
- Portable-VirtualBox.exe を起動 (初回)
→ VirtualBoxの公式サイトから必要なファイルをダウンロードして展開、ポータブルで使える状態にする。 - Portable-VirtualBox.exe を起動 (2回目以降)
Portable-VirtualBoxの設定・仮想マシンの設定をしてから、仮想マシンを起動。
1–4 を済ませたら、5(初回起動時の作業)をします。次章へ進んでください。
Portable-VirtualBox.exe 初回起動時の作業
Portable-VirtualBox.exeをダブルクリックで実行する。
[Search]→自分が使用する言語のファイル(.ini)を選択→[開く]→[OK]
(日本語の場合は、japanese.ini)[VirtualBoxインストールファイルのダウンロード]ボタンをクリック。
ダウンロードが終了するまで待つ。
公式のVirtualBoxサイトから、ExtentionファイルとVirtualBox.exeがダウンロードされる。「32ビットシステム用のファイルを展開します」「64ビットシステム用のファイルを展開します」「展開および/または 圧縮の後、Portable-VirtualBoxを起動」にチェックを入れる。
→[OK]app32、app64、vboxadditionsの3つのフォルダーが展開された後、不要になったExtentionファイル・VirtualBox.exe・Tempフォルダーが削除される。
続いてPortable-VirtualBox.exeが起動される。
「すべてのパスが適応できるように、再度Virtual Boxを起動してください!」というメッセージが出る。
→ [OK]を押してメッセージを消す。
→タスクバーあるいは通知領域のVirtualBoxアイコンを右クリック→「Virtual Boxを終了」
通知領域のVirtualBoxアイコンが消えない場合や、Portable-VirtualBoxを完全に終了できていない場合は、タスクマネージャー(taskmgr)を開き、Portable-VirtualBox.exeを強制終了させる。Portable-VirtualBox\dataフォルダー配下に、「.VirtualBox」フォルダーを作成する。
Portable-VirtualBox\data\.VirtualBox となる。→ Portable-VirtualBox.exe を再び起動。
再び「すべてのパスが適応できるように、…」と表示される場合がある。このメッセージが出なくなるまで、終了→起動を繰り返す。Portable-VirtualBox\data\.VirtualBoxフォルダーが作成されていない場合は、次のエラーが出る。
重大なエラー
Virtual Box COMオブジェクトの確保に失敗しました。アプリケーションを終了します。終了コード : CO_E_SERVER_EXEC_FAILURE (0x80080005)
または、
終了コード : E_FAIL (0x80004005)対処法
- [OK]を押してエラーメッセージを消し、Portable-VirtualBoxを完全に終了させる。
- Portable-VirtualBox\data\.VirtualBoxフォルダーが自動的に作成されたことを確認する。(.VirtualBoxフォルダーが無ければ、手動で作成する)
- Portable-VirtualBox.exeを起動させる。
- 「すべてのパスが適応できるように、…」とメッセージが表示されたら、再びPortable-VirtualBox.exeを完全に終了させる。
- Portable-VirtualBox.exeを起動させる。
問題なく起動できるようになったら、「設定」や「環境設定」を自分の使い方・環境に合わせて変更する。
「設定」画面の開き方
Ctrl + 5 / タスクバーや通知領域のVirtualBoxアイコン右クリック→設定変更したタブ毎に保存ボタンを押す必要がある。
- 「環境設定」画面の開き方
Ctrl + G / Oracle VM VirtualBox マネージャーのファイル→環境設定
VirtualBoxのバージョン、ゲストOS、PC環境によっては、(Portable-)VirtualBoxが正常に動作しなかったり、パフォーマンスが低下することがあります。
(VirtualBox v6.x以降は、パフォーマンスが低下するものの、Hyper-Vと共存できるようになりました)
Hyper-VやWindows ハイパーバイザーを無効化することで、改善されることがあります。その代わり、Hyper-V・Windows ハイパーバイザーを利用する他の仮想化ソフトウェアを使用できません。
初回起動時の作業をやり直したい時
- Portable-VirtualBox.exeを起動している場合は終了させる。
Portable-VirtualBoxフォルダーから、次の3つのフォルダーを削除する。
- app32
- app64
- vboxadditions
- data\settings\settings.iniファイルをテキストエディタで開き、[lang]の下の行をkey=0にして、上書き保存する。
- 【Option】仮想環境(ゲストOS)の全設定も消したい場合
dataフォルダー配下の「.VirtualBox」フォルダーを削除する。
その後、Portable-VirtualBox.exeを実行し、VirtualBoxファイルのダウンロード/展開と設定をします。
Oracle Corporation ユニバーサル シリアル バス コントローラ
Portable-VirtualBox.exeの起動時に、「このデバイスソフトウェアをインストールしますか? 名前: Oracle Corporation ユニバーサル シリアル バス コントローラ...」と表示されることがあります。
これは仮想USBドライバのインストールを促すものです。仮想環境でUSBメモリ等を認識させるためには、これをインストールする必要があります。
(Portable-)VirtualBoxをバージョンアップしたら、仮想USBドライバも新しいバージョンがインストールされます。不要になったバージョンは、アンインストールしても構いません。
ドライバのアンインストール方法 → VirtualBox USBドライバの削除