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Portable-VirtualBox 初回起動までの作業

最終更新日

Portable-VirtualBoxのバージョンアップ方法 (5.2.xx – 6.0.xx) (旧タイトル: Portable-VirtualBoxを最新バージョンにする方法) の一部をこちらに移動し、修正・追加しました。
2023/07/25
エラー「Virtual Box COMオブジェクトの確保に失敗しました」の対処法を追加しました。

Portable-VirtualBoxについて

Oracle社のWindows用 VirtualBoxをポータブル化したものです。

Windows専用。インストール不要。ただし、レジストリ等を使用します。

https://www.vbox.me/

ソースコード
https://github.com/vboxme/Portable-VirtualBox

両方とも更新が止まっています。

VirtualBoxのバージョンが古すぎると、Windowsのプログラム互換性アシスタントによって、起動を阻止されてしまいます。

Program Compatibility Assistant Message: This app can't run on this device

Portable版のアップデート機能は、VirtualBoxの新バージョンの有無をチェックするだけで、Portable版自体や内包するVirtualBoxの更新はしません。

そのため、VirtualBoxの新バージョンをPortable-VirtualBoxに適用させる作業が必要です。

Portable-VirtualBoxを使用可能にするまでの流れ

  1. (UEFI) BIOS設定画面で、Intel VT-x または AMD-V (SVM Mode) を有効にする。
  2. VirtualBoxをポータブル化するためのスターターを作成する。

  3. スターター(自己展開アーカイブ形式)を実行する。
    → Portable-VirtualBoxフォルダーに展開(解凍)される。

    未圧縮状態のスターターを使う場合は、展開不要。

  4. フォルダーの移動・フォルダー名の変更をする場合は、この段階で済ませておく。
  5. Portable-VirtualBox.exe を起動 (初回)
    → VirtualBoxの公式サイトから必要なファイルをダウンロードして展開、ポータブルで使える状態にする。
  6. Portable-VirtualBox.exe を起動 (2回目以降)
    Portable-VirtualBoxの設定・仮想マシンの設定をしてから、仮想マシンを起動。

1–4 を済ませたら、5(初回起動時の作業)をします。次章へ進んでください。

Portable-VirtualBox.exe 初回起動時の作業

  1. Portable-VirtualBox.exeをダブルクリックで実行する。

    展開済みのPortable-VirtualBox folder

  2. [Search]→自分が使用する言語のファイル(.ini)を選択→[開く]→[OK]
    (日本語の場合は、japanese.ini)

    VirtualBoxのUIの言語を選択

  3. [VirtualBoxインストールファイルのダウンロード]ボタンをクリック。

    VirtualBoxインストールファイルのダウンロード開始

  4. ダウンロードが終了するまで待つ。

    ステータス情報 ダウンロード終了

    公式のVirtualBoxサイトから、ExtentionファイルとVirtualBox.exeがダウンロードされる。
  5. 「32ビットシステム用のファイルを展開します」「64ビットシステム用のファイルを展開します」「展開および/または 圧縮の後、Portable-VirtualBoxを起動」にチェックを入れる。
    →[OK]

    32ビット・64ビットシステム用のファイルを展開

    app32、app64、vboxadditionsの3つのフォルダーが展開された後、不要になったExtentionファイル・VirtualBox.exe・Tempフォルダーが削除される。

    続いてPortable-VirtualBox.exeが起動される。

  6. 「すべてのパスが適応できるように、再度Virtual Boxを起動してください!」というメッセージが出る。

    → [OK]を押してメッセージを消す。

    →タスクバーあるいは通知領域のVirtualBoxアイコンを右クリック→「Virtual Boxを終了」

    通知領域のVirtualBoxアイコンが消えない場合や、Portable-VirtualBoxを完全に終了できていない場合は、タスクマネージャー(taskmgr)を開き、Portable-VirtualBox.exeを強制終了させる。
  7. Portable-VirtualBox\dataフォルダー配下に、「.VirtualBox」フォルダーを作成する。

    Portable-VirtualBox\data\.VirtualBox となる。
  8. → Portable-VirtualBox.exe を再び起動。

    再び「すべてのパスが適応できるように、…」と表示される場合がある。このメッセージが出なくなるまで、終了→起動を繰り返す。

    Portable-VirtualBox\data\.VirtualBoxフォルダーが作成されていない場合は、次のエラーが出る。

    重大なエラー
    Virtual Box COMオブジェクトの確保に失敗しました。アプリケーションを終了します。
    終了コード : CO_E_SERVER_EXEC_FAILURE (0x80080005)
    または、
    終了コード : E_FAIL (0x80004005)

    エラー Virtual Box COMオブジェクトの確保に失敗しました。 0x8008000

    エラー Virtual Box COMオブジェクトの確保に失敗しました。 0x80004005

    対処法

    1. [OK]を押してエラーメッセージを消し、Portable-VirtualBoxを完全に終了させる。
    2. Portable-VirtualBox\data\.VirtualBoxフォルダーが自動的に作成されたことを確認する。(.VirtualBoxフォルダーが無ければ、手動で作成する)
    3. Portable-VirtualBox.exeを起動させる。
    4. 「すべてのパスが適応できるように、…」とメッセージが表示されたら、再びPortable-VirtualBox.exeを完全に終了させる。
    5. Portable-VirtualBox.exeを起動させる。
  9. 問題なく起動できるようになったら、「設定」や「環境設定」を自分の使い方・環境に合わせて変更する。

    • 「設定」画面の開き方
      Ctrl + 5 / タスクバーや通知領域のVirtualBoxアイコン右クリック→設定

      変更したタブ毎に保存ボタンを押す必要がある。

    • 「環境設定」画面の開き方
      Ctrl + G / Oracle VM VirtualBox マネージャーのファイル→環境設定
「Hyper-V」や「Windows ハイパーバイザー」が有効の場合

VirtualBoxのバージョン、ゲストOS、PC環境によっては、(Portable-)VirtualBoxが正常に動作しなかったり、パフォーマンスが低下することがあります。

(VirtualBox v6.x以降は、パフォーマンスが低下するものの、Hyper-Vと共存できるようになりました)

Hyper-VやWindows ハイパーバイザーを無効化することで、改善されることがあります。その代わり、Hyper-V・Windows ハイパーバイザーを利用する他の仮想化ソフトウェアを使用できません。

初回起動時の作業をやり直したい時

  1. Portable-VirtualBox.exeを起動している場合は終了させる。
  2. Portable-VirtualBoxフォルダーから、次の3つのフォルダーを削除する。

    • app32
    • app64
    • vboxadditions
  3. data\settings\settings.iniファイルをテキストエディタで開き、[lang]の下の行をkey=0にして、上書き保存する。
  4. 【Option】仮想環境(ゲストOS)の全設定も消したい場合
    dataフォルダー配下の「.VirtualBox」フォルダーを削除する。

その後、Portable-VirtualBox.exeを実行し、VirtualBoxファイルのダウンロード/展開と設定をします。

Oracle Corporation ユニバーサル シリアル バス コントローラ

Portable-VirtualBox.exeの起動時に、「このデバイスソフトウェアをインストールしますか? 名前: Oracle Corporation ユニバーサル シリアル バス コントローラ...」と表示されることがあります。

Oracle 仮想USBドライバ インストールメッセージ

これは仮想USBドライバのインストールを促すものです。仮想環境でUSBメモリ等を認識させるためには、これをインストールする必要があります。

(Portable-)VirtualBoxをバージョンアップしたら、仮想USBドライバも新しいバージョンがインストールされます。不要になったバージョンは、アンインストールしても構いません。

ドライバのアンインストール方法 → VirtualBox USBドライバの削除

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