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      濃い味より薄味

      私は、濃い味より薄味の方がいいと思っている。
      それは、体にいいとか、塩分とか脂質は、少ないほうがいいとかじゃなくて、
      その方がよく食べるような気がしている。

      療育センターの保育士が
      「やっぱり、はっきりした濃い味だと食いつきがいいよね~、おいしいよね~」
      と言う度に、

      「え~、そうかなぁ~、思い込みちゃうんかぁ~、濃いだけじゃ納得せんやろ」
      と思っていた。

      もっと正直に言えば、
      薄味で油気の少ない、ババ臭い和食だけど、
      ゴテゴテした田舎臭いタイプじゃない、ちょっと上品な和惣菜が、
      一番食いつきがいいと思っていた。

      療育センターの保育士は、
      毎日のご飯の面倒を見ている訳ではないし、
      食べ始めから食べ終わりまでを1時間以上ジリジリしながら食べさせるわけでもないのだ。
      食べ始めの、チラ見の印象だけなのに、
      自信満々で断言しているとしか思えなかった。

      菊太郎は、未就学の頃、形態がペーストであれ、きざみであれ、
      給食で出てくるメニューを1時間以上かけて、
      ジリジリ面倒くさそうに食べていた。

      大抵は寝た振りをして給食の時間を迎え、
      イヤイヤ食べ始めては、
      途中で怒り出して、
      なんとか「食べるという苦行」から逃れようとしていた、
      んだと思う。

      味が濃いものや、
      脂っこいもの、特に常温で固まる脂質を多く含むオカズの時は、
      食べ始めてから、怒り始めるまでの時間が短かった。

      こんなババ臭いオカズばっかりで腹がふくれるかぁ???!
      っていう地味なメニューの時は、
      食べ始めから淡々と食べて、あまり怒り散らすこともなかった。
      結果、長時間食べていられるから、量も多く食べられた。

      菊太郎も食べるのに時間がかかるが、
      母親の私も、実は、食べるのに時間がかかる。
      一口の量が少なく、噛む回数が多い。
      そして、濃い味より薄味の方が舌が楽だと思っている。

      最初の一口目がおいしいと思えるものより、
      最後の一口をおいしいと思えるものの方が正解だと思う。
      その方が断然たくさん食べられる。

      熱々の丼物を、ガツガツと5分で食べ終われる人は、
      濃い味や脂っこいものをおいしいと思っているうちに、
      最後まで食べられるかもしれない。

      だけど、菊太郎のような障害児は違うと思う。
      味覚などの感覚の鈍さはあるかもしれないが、
      熱々のものを口に入れることもできず、
      噛んでも噛んでもなかなか飲み込むことができず、
      一回の食事を1時間以上もかけてジリジリ食べている人に、
      濃い味や獣の脂は苦しいと思う。

      冷え切ったロコモコ丼より、
      鰈の煮付けご飯の方が地味な味でも食べやすいと思う。

      私は、菊太郎の好みは、
      塩分は標準、甘さは控えめ、旨味は必要以上に足さない、
      油脂を足すなら植物油、
      こんな感じが一番好きなんじゃないかと思っている。

      そして、
      口どけと、舌触りは極上の方がいい。

      だけど、
      口解けや、舌触りは、なかなか希望をかなえてあげられないわ。
      ごめんねぇ。

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      プロフィール

      きくたろうの母

      Author:きくたろうの母
      ペーパー管理栄養士
      食いしん坊で酒飲み

      菊太郎2004年生まれ
      知的発達5ヶ月程度
      身体発達7ヶ月程度
      視力 たぶん強度の弱視

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