ジョン・シュレシンジャー監督 『真夜中のカーボーイ』 : 都会の孤独と ささやかな友情
映画評:ジョン・シュレシンジャー監督『真夜中のカーボーイ』(1969年・アメリカ映画) 「アメリカン・ニューシネマの名作」ということなので、見ることにした作品である。 私の場合、「アメリカン・ニューシネマ」の代表的な作品として、『カッコーの巣の上で』(1975年)、『タクシードライバー』(1976年)『俺たちに明日はない』(1967年)、『イージー・ライダー』(1969年)と順不同に見てきて、今回が5本目ということになるのだが、結果として、この5本の中では、最も気に入った作