Post

Conversation

いつか言うとは思っていたが、とうとう被曝の遺伝にまで触れ始めたか。 彼の発言は、とうの昔に一線を超えていましたが、原爆被害者の心情を踏み躙るかのような発言に激しい怒りを感じています。 ちなみに、私の両親は共に長崎出身で原爆の被爆者です。(手帳も所持しています。残念ながら父は83歳で他界しましたが、死因は老衰です。父は、若い頃に胃がんを発症しましたが、手術で完治しました。) 被曝による自身の健康被害に、どれだけ怯えながら日々の生活を送っているか、子供ができた時だけでなく、孫ができた時に遺伝するのではないかと苦しんでいるか。 弟は片耳が奇形で生まれたのですが、後に整形手術を受け、現在は言われても違和感を感じません。被曝との因果関係は無いと証明されても、母は、事あるごとに自分を責め、弟に謝っていました。 母は現在85歳、今まで被曝体験は、息子の私にも限定的な話しかしてくれませんでした。 最近になってようやく被曝体験を周囲に話すようになりました。話の内容は、覚悟して聞いた私でも気分を害するものでした。 母曰く、父が亡くなり、被曝体験を語らずに4ねないと、心境に変化があったのだとか。 こんなことを言うと福島の方にお叱りを受けるかも知れませんが、あえて発言します。 万が一、被曝による健康被害が出ても、恐れないでください。 胃がんを患った父も、今話題の「標準治療」で完治しました。83歳で亡くなりましたが、現在の日本人男性の寿命は80歳弱です。 母は現在85歳で、被曝による疾患を抱えています。しかし、元気に日常生活を送り、原爆の語り部を続けています。 お迎えが来る気配は今のところありません。 私は被爆二世ですが、被曝による遺伝的疾患はありません。もっとも、不摂生からくる糖尿病を抱えてはいます。 長文失礼しました。