松本清張作品の舞台をたどる 故郷での前半生と風景、投影 北九州「記念館」で特別企画展

パネルに舞台となった場所を写真や文中の引用で紹介。会場内は「線路」が順路を示す

 <金曜カルチャー 西部発 文化&芸能>

『黒地の絵』『半生の記』『点と線』など福岡県登場の36編

 戦後日本を代表する国民的作家、松本清張(1909~92年)の作品の舞台をたどる特別企画展「清張福岡紀行」が北九州市立松本清張記念館(小倉北区城内)で開かれている。「北九州」「筑豊」「福岡」「筑後」「森鷗外をたずねて」「自伝的作品」の6章構成。肉筆原稿や写真、パネルなど約130点を展示している。【上村里花】

 清張は福岡県板櫃(いたびつ)村(現在の北九州市)で生まれた(広島市生まれとの説もある)。1歳の時に山口県下関市に移り住むが、8歳で再び一家で北九州市に戻って以降、40代で上京するまでのほとんどを同市内で暮らした。

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