鈴木 悠祐次世代
リーダー
SUZUKI YUSUKE
理系
企画・管理
CAREER
所属サーラエナジー
経営企画部 経営戦略グループ
入社年2006年
専攻工学部
経歴都市ガスの供給管理からキャリアをスタート。その後、家庭用営業、本社営業企画を経て、中部ガス・ガステックサービス事業再編プロジェクトを完遂させ、現在は中期経営計画や戦略立案の策定等に携わる。
10年後の地域、
サーラの姿を見据え、
目指すべき方向性を提示
INTERVIEW 01
私の仕事
将来にわたって事業が成長するための戦略・計画の立案と推進
私が所属する経営企画部は、会社が目指すべき方向性を立案・検討する部署です。
2019年12月に中部ガス(株)とガステックサービス(株)が合併・事業再編して誕生した「サーラエナジー(株)」。安定して見られがちなエネルギー業界ですが、今や人口減少や高齢化、都市ガスや電力の小売り全面自由化などにより、市場は激変しています。今回の事業再編は、将来にわたってサーラのエネルギー事業が成長を続けるためのもの。では、どのように成長を実現するのか?10年ほど先を見据えながら、中期計画や次年度の事業計画を立案。経営会議へ上程するとともに、各事業部に提示して共感を得ながら取り組みを推進するのが私の仕事です。
具体的には、社内外の環境分析結果に基づく次年度の重点戦略の立案、事業推進のための経営課題抽出・解決策の立案、子会社の経営管理、外部企業とのアライアンスなどがあります。現状維持ではなく、より効果的で効率的な取り組みを検討・導入することがミッションです。
INTERVIEW 02
忘れられないエピソード
現場に寄り添いながらも全体を見て解決へと導く
2016年に現在の仕事の前段階ともいえる、2社の経営統合に向けた事業再編プロジェクトの担当に。経営層が意思決定した合併・事業再編を実現へと導くことがミッションでしたが、最初の2~3カ月は前に進まない空回り状態が続きました。現場を含めて、統合準備を皆が主体的に取り組めるようにするには、社員全員がその目的を理解することが必要――そう考え、半年かけて事業再編の目的とコンセプトを明確にして、社員が腹落ちするまで説明することを提案しました。統合によるメリットは何か、将来的にはどれほどの業績が見込めるかなど、一つ一つを明らかにした統合準備の「設計図」を作成し、経営会議の承認を受け、説明を実施。これにより、プロジェクトを大きく前進させることができました。ただし、今はまだスタート地点に立った段階でしかありません。両社の良いところを伸ばしながら業務の効率化を進め、新たな価値を生み出していける組織になることが、10年先もお客さまから選ばれる企業になるためには必要不可欠だと考えています。
INTERVIEW 03
心がけていること
どんなミッションであっても全力でやり切る
入社して2年ほど都市ガスの生産プラント運転業務に携わった後、家庭用営業(都市ガス以外のエネルギーを使用されているお客さまへの都市ガス提案)を担当。2011年からは本社にて営業企画を担当することとなりましたが、就職活動時にセールスエンジニア職を希望していた私にとっては全てが想定外でした。家庭用営業を担当していた頃は、営業企画という仕事があることを知らないばかりか、「本社は現場を分かっていない」とさえ思っていたほど。今にして思えば、都市ガス事業の法制度や会社の事業運営に対する視点が無く、勉強不足だったと思います。営業企画といっても仕事はさまざまで、私が担当していたのは、お客さまへの営業戦略の立案よりも、ガスを安全にお使いいただくための検討であったり、業務設計や法制度の対応などが中心でした。現場のニーズや困り事を把握し、一歩引いた立場から解決策を導き、企業活動を円滑に回すための重要な仕事だと実感しました。また、現場のマネージャーやリーダーとともに仕事を進める中で、企業活動全体を捉え、経営的な視点で業務を進めることの大切さを学べたことは、私にとって大きな財産です。
入社時に思い描いていたキャリアではありません。しかし、そのときどきで与えられたミッションに前向きに取り組みやり切ること。その一つひとつの経験が次のステップにつながることを、多くの機会から学ぶことができました。
INTERVIEW 04
変えていきたいもの
経営課題を捉え、変革を推進し、サーラの強みを活かした挑戦を
経営企画に携わる者として、コロナ禍の影響で個人の生活様式や企業活動が変化を余儀なくされる中、我々のビジネスはどう対応していくべきかを強く意識するようになりました。サーラはこれまで、Face to Faceの接点によってお客さまとの確かなつながりを築いてきました。この強みにインターネットでのバーチャルコミュニケーションを融合させ、ニーズに合った一対一の対応ができれば、競合大手にはできない踏み込んだ提案ができるはず。そのための仕組みを、今まさに構築しようとしています。
私個人に関して言えば、現部署での3年間で、さまざまなスキルを磨くことができました。事業計画のマイルストーンを設定し、影響の及ぶ関係者を想定して、キーパーソンにアプローチする仕事の進め方。社外研修では、ファシリテーション力や論理的思考のスキルも習得しました。一方で、今後伸ばしていかなければならないと思っているのは、経営課題を明確に捉える力。また、子会社や各事業部と協議して事業を推進するのに不可欠な、人を率いる力も強化したい。グループ全体の将来を見据える経営企画部の一員として、会社から期待されている役割に応えていきたいと思っています。