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EDITOR'S PICK キャンペーン

架空の「東海オンエア支店」出店 ファンの発話を促すOMO施策

オンテック「東海オンエアコラボキャンペーン2022」

オンテックは、愛知県に拠点を置く6人組動画クリエイター「東海オンエア」とのコラボキャンペーンを2022年12月19日から開始した。

東海オンエアとの2度目のコラボ 社名の認知向上を目指す

東海・中部エリアでアパートやマンション管理・仲介を行うオンテックは、愛知県岡崎市に拠点を置き、東海エリアを中心に活動する6人組動画クリエイター「東海オンエア」とのコラボキャンペーンを2022年12月19日から開始。特設サイトオープンを皮切りに、名古屋駅内にOOH広告を掲出、ラジオCM放送、YouTubeでのタイアップ動画公開、SNS発信など、オンライン・オフラインを横断した多彩な施策により2023年3月中旬までプロモーションを行っている。

「オンテック」という社名や、イメージキャラクター「シャークヤくん」の認知に伸び悩んでいた同社は、認知向上を図るため、2021年に東海オンエアとのコラボレーション企画の第1弾を実施。その際は、「東海オン“テック”エア」というコミュニケーションを展開し、サイト訪問者数前年比1808%など大きな反響を獲得した。そこで、コラボ企画の第2弾として、今回も社名・キャラクター名の認知向上を主な目的としたコラボキャンペーンを行うことにしたという。

突如駅内に現れた架空の店舗でメンバーと名刺交換!?

今回の企画では、東海オンエアのメンバーが「オンテック 東海オンエア支店」という架空の店舗の特命係として活躍するというストーリーを設定。企画・PRプランナーを務めた大日本印刷の江藤一也氏は、「メインターゲットである20~30代の若年ファミリー層や学生に対して、楽しみながら広告に触れていただけるようなクリエイティブを意識しました」と話す。

JR名古屋駅中央コンコース内には、幅7m以上の巨大な箱型メディアを活用し、「オンテック東海オンエア支店」という架空店舗を模したOOHを掲出。各メンバーが店舗で名刺交換をするイメージで、名刺型ステッカーによるピールオフ広告を制作した。

事前告知をせずゲリラ的に仕掛けた広告であったが、SNS上で若年層を中心に話題となり、2日間で計1800枚が午前中にはすべて剥がされるという盛況ぶりを見せた。他にも、JR名古屋駅構内のデジタルサイネージでは、25種類のシリーズ広告を展開。映像では「引っ越しは、すべての季節を、はじまりの季節にする。」「この時代、自分の部屋で挑戦できることは多い。」などといったメッセージにより、若い世代の目線で多様な気持ちが表現された。

駅構内に突如現れた「オンテック東海オンエア支店」。店舗スタッフであるメンバーの名刺に見立てたステッカーによるピールオフ広告は、剥がすと店舗が現れるという仕掛けに。4日間で計3600枚のステッカーが剥がされた。

SNS上での話題拡散を狙った オンライン・オフライン横断施策

「東海オンエアのファンによるSNS上でのUGCの醸成も狙い、オンラインを起点としたオフラインとのクロスメディア展開を意識した」と江藤氏。

「Twitterを中心にYouTubeやTikTokから、名古屋駅周辺やオンテック店舗でのOOH広告まで...

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