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      目が見えない人の「三角食べ」

      「三角食べ」は良い食べ方で、「ばっかり食べ」は悪い食べ方か?

      きくたろうが4歳位の時だったろうか、うちに来ていたヘルパーさんに、
      「カレーとか丼とか一品完結だとそこそこ速く食べれて、量も食べられるけど、
      品数が多いと、食べるのに時間がかかって、しかも、量も食べられない」と話したことがある。

      そのヘルパーさんは、全盲の利用者さんのところにも行っていて、
      こんなことを教えてくれた。

      うちの菊太郎は大脳の視覚野が壊滅的に損傷している中枢性視覚障害で、
      目が見えているかどうかわからない、
      見えていたとしても視覚情報を有効に利用できていない状態だ。

      その全盲の人は、「ばっかり食べ」で食べたいと言うらしい。
      目が見えてない状態で、誰かに介助されて食事をする場合、
      用意された食事がどんなものなのか、言葉で説明されても全貌はつかみきれない。
      カレーや丼みたいに一品なら対応しやすいが、
      品数がいくつかある場合に、それが「三角食べ」でこられると、対応に苦慮するらしい。
      次にどんな一口が来るのかわからないので、ドキドキして落ち着いて食べてられないそうだ。
      だから、品数がいくつかある場合は、ひと皿ずつさらえて片付けていくほうが
      安心して食べられるという。いわゆる「ばっかり食べ」の方がいいという意見だ。
      同じ全盲の人でも、「次は味噌汁」「その次は白ご飯」とか予定を宣言してくれればいいとか、
      次の一口は自分で指定するとか、人によって食べ方の好みはいろいろあるかもしれない。

      だけど、うちの菊太郎は、目が見えていない、重度の知的障害がある、
      言葉で解説されても理解できない、咀嚼はへたくそ、噛む持久力もない、
      食べる行為そのものが怖い、食べることの重要性もわかってるんだかあやしい。
      食べることに関して不利な要素は3重4重だ。
      この状況で、三角食べで一口ごとに違うものが入ってくれば、
      やっぱり対応は大変だろうなと思う。
      一口ごとに、どんな食感、形態、硬さの食べ物が口に入って来たかを判断し、
      一口ごとに咀嚼っぷりを合わせる・・・・・・・あ~、ムリ ムリ・・・・・・。

      すぐにへたれそうだ。

      だからといって、毎回、丼とか一品完結じゃちょっと気の毒だ。
      理想をいえば、ひと皿ずつ出てくるフルコースとか懐石料理とかを食べる感じだろうか。

      テリーヌとか刺身とかの前菜をちょいと食べて、
      野菜のスープを飲んで、
      メインのおかずに白身魚のクリームソース添えかなんか食べて、
      パンはスープやクリームソースでふやかして食べる、
      こんなんだったらいいんだろうなぁ・・・・・

      ま、家じゃ無理だね。

      現実はカレーで一品完結だよ。
      カレーは無敵だ。






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      プロフィール

      きくたろうの母

      Author:きくたろうの母
      ペーパー管理栄養士
      食いしん坊で酒飲み

      菊太郎2004年生まれ
      知的発達5ヶ月程度
      身体発達7ヶ月程度
      視力 たぶん強度の弱視

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