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      豆腐は手強い

      豆腐は意外と手強い。

      高齢者向けの介護食ピラミッドでは、レベル2のところに絹ごし豆腐が現れる。
      レベル2は、普通食が食べられない人を5段階に分けた真ん中の3番目のところだ。


      介護食ピラミッド・レベル2(ゼリー食)
      ペースト食をゼラチンで固めたもので、レベル1よりべたつき、
      ざらつきが多少あるゼリー、ムース状のもの。
      重湯ゼリー、全粥ゼリー、フォアグラ、絹ごし豆腐 など。


      高齢者用の介護食ピラミッドも、まだはっきり固まった基準ではない様で、
      病院ごとに例として出てくる食品が違ったりする。

      だけど、私は断言するぞ!
      重湯や全粥を改めてゼリーにしなくちゃ食べられないような人に、
      絹ごし豆腐は絶対に無理だ!!!


      それとも、脳性麻痺の子と違って、高齢者って言うのは意外と実力者なのだろうか?
      重湯ゼリーやムースと並べるなら、豆乳ゼリーや豆乳ムースの方が適当じゃないのか?

      にがりで固めた絹ごし豆腐は、私の印象では砕け散るタイプの食品だ。
      確かに木綿豆腐に比べれば、食べやすい食感だけれど、それでも砕け散る。

      菊太郎は、肉を噛めるようになっても、豆腐は絶対に噛まなかった
      怖くて噛めなかったんだと思う。

      豆腐を軟らかいと信じていた母さんは、菊太郎の口に豆腐を入れて、
      軟らかいんやから「えいっ」て噛んだらすぐ食べれるってぇ~、とジリジリしながら噛むのを待っていた。
      だけどいつも口に溜めたまま噛みもつぶしもせず、口を半開きにしたまま困った顔をして、
      早く食べて欲しいとせっつく母さんとの我慢大会に突入していた。
      給食に出てくる安物のゼリーもだいたい状況は同じだった。

      咀嚼が下手な菊太郎にとって、肉は噛んでも噛んでもラチがあかないかわりに、
      安心して噛んでいられる物だったんだと思う。(あくまで、母の勝手な想像!)
      反対に、軟らかい豆腐や安物のゼリーは
      一噛みで木っ端微塵になって口中に散らばる
      恐ろしい食べ物だったんだと思う。
      まるで食品のクラスター爆弾やぁ~。

      高齢者や脳卒中患者の嚥下訓練の場面では、食べやすい食品としてかなり定着している様だから、
      みんながみんな豆腐を怖がるわけでも、難しがるわけでもないのかもしれない。
      だけど私は、菊太郎が豆腐を嫌がっても、味が嫌いなのかなと思うばかりで、
      軟らかいお豆腐は食べやすいはずという先入観にとらわれていたと反省した。
      食べない理由を説明してくれない子の食事について考えていくのは、
      母の想像力と観察力が試される修行の場だ???

      優しそうなイメージのお豆腐だけど、実は手強い。ご用心、ご用心。


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      プロフィール

      きくたろうの母

      Author:きくたろうの母
      ペーパー管理栄養士
      食いしん坊で酒飲み

      菊太郎2004年生まれ
      知的発達5ヶ月程度
      身体発達7ヶ月程度
      視力 たぶん強度の弱視

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