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      西川先生、カツカレー作戦は今でも有効です

      大学病院でSTの摂食指導を受けるようになってから、しばらくたった頃のこと、
      年少も終わり頃のことだったと思う。

      このころは、あまりにも食べるのが軌道に乗らなくて、
      手厚く週1回のSTの指導を受けていた。
      毎回、家から弁当を持っていって、菊太郎に食べてもらうんだけど、
      たいていロクに食べずに、しまいに怒り出して終わってしまっていた。
      それでも先生は食べ方とか、意欲とか、口の動かし方とか、
      とにかくよく観察してくれた。

      この頃は、食が細すぎて激ヤセになっていたから、
      とにかく量をたくさん食べられるようになることが、第一の目標だった。
      そして、噛む練習も、もちろん課題。

      毎回、毎回、観察してもらっていて、
      たま~に、運がいいと噛めることもあった。
      2~3回続けて噛めることもあった。
      で、そのうち噛まなくなる、怒り出す。
      怒り出すと、もう食べられない。
      そうすると、量が食べられない。
      そんな繰り返しだった。

      そして「すごく疲れるんだろう、お口の動きに持久力がない」という解釈に至った。

      噛む練習はしたい、だけど、噛むと疲れて食べられない。

      それで、しばらくカツカレー作戦でいくことにした。

      食べはじめに少し、噛む練習になりそうな魅惑的な具を食べる。
      疲れるほど深追いはしない。
      後半は、噛まなくても食べられるカレーライスの部分を食べる。

      はじめは、カツはさすがに無理だから、もっと柔らかいもので練習。
      カレーライスは、森公美子にとっては飲み物だからね、たいして噛まなくてもよしとする。
      量さえ食べられればよし。

      何も、カツカレーでなくても、
      ハンバーグ載っけのハヤシライスでも、
      大きな具を載っけたお粥でもよし。
      こんなパターンでしばらくしのいだ。

      たいした量も食べてないし、大して噛んでもいないのに疲れるなんて考えたことも無かった。
      でも、持久力が無いということに気が付いてから、
      菊太郎の態度が少し理解しやすくなったと思う。

      噛むのは疲れる、持久力は無い
      このことを考えながら、
      今でも時々カツカレー作戦を使っている。
      もう、3年以上もたっているのに。

      西川先生、ありがとう。
      カツカレー作戦は、3年たった今でもすごく有効な戦法です。



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      プロフィール

      きくたろうの母

      Author:きくたろうの母
      ペーパー管理栄養士
      食いしん坊で酒飲み

      菊太郎2004年生まれ
      知的発達5ヶ月程度
      身体発達7ヶ月程度
      視力 たぶん強度の弱視

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