うつむいて食べている
摂食指導を受けると、
まずはじめに、
スプーンの中身を、唇で取り込むように言われる。
私は、この重要性を甘く見ていた。
ある時、
自分は結構うつむいた顔の角度でご飯を食べているんだと思った。
見ているのは、テーブルの上の料理。
つまり、斜め下を見ながら食べている。
だけど、菊太郎に食べさせる時に、
うつむき加減にしようなんて思ったことがなかった。
上向きはダメってよく言われるから、
上向きにならないようにしなければいけないらしい、とは思っていた、
そうはいっても、ちょいと上向き加減になっていることは多い。
すごく良くて水平。
なんせ下向きにすると、
せっかく口に入れたものが、出てくるから、
出てこないようにするのに気をとられていた。
下向きで口を動かすと、こぼれる。
そればかり考えていた。
だけど、ある時、自分が上向きで食べ物を口に入れて、
上向きのまま噛もうとしてみた。
噛めない。
喉の皮も突っ張るし、
下あごを動かす筋肉も動かしにくい。
飲み込むのも困難。
私は、上向きがだめというのは、
上を向くと気道が開くからだと思っていた。
誤嚥している様子もないし、
まぁ、上向きでもいいんでないかいと軽く思っていた。
でも、気道の問題だけじゃなかった。
なにもかもだめだった。
噛むのも、舌を動かすのも、飲み込むのも、
全部しにくい。
水を飲む時も顔は上向きじゃなかった。
水を飲むという姿勢のイメージが、
「風呂上りに腰に手を当てて、ビン牛乳をゴクゴク飲む」という
あの映像イメージだったから、
なんとなく上向きで飲んでいると錯覚していた。
でも、違うんだ。
顔は下向きで飲むほうが断然、楽。
私は、菊太郎が年中さんの時くらいまで、抱っこで食べさせていた。
そして、上向きでパカッと開いた口に、食べ物をポイポイ入れる感じだった。
それか、食事に乗り気じゃない時は、
だらしなく半開きになっている口に、ちょいちょいっと食べ物を押し込む。
この体勢はは顔だけが上を向いているんじゃなくて、
体も斜めに横たわっているから、問題はなかった。
だけど、抱っこするのがしんどい大きさになって、
座位保持椅子を使うようになると事情が変わった。
座位で体が起きているから、顔を上に向けると、顔だけが上を向くことになった。
この体勢で、顔だけ上を向いているのがどんだけ食べにくいことか、
私は長い間、気づいてなかった。
そして、
顔が上向きでは食べにくいということに気付いてはじめて、
口を閉じる動作の重要性に気付いた。
閉じないと、せっかく口に入れた食べ物が落ちてしまう。
摂食指導を受けるとまず、
「あむぅ~」ってスプーンから取り込む練習をする。
スプーンを口に入れたら、唇を閉じて食べ物を取り込む。
これが基本だからと言われる。
だけど、私は、これがこんなところに影響するなんて思いもしなかった。
なんせ、いつも抱っこで食べさせていたから。
顔だけが上向きでは食べにくい。
下向きで食べるには、口を閉じていなければいけない。
そのためには、
食べ物をスプーンから取り込む動作が重要ということだろう。
噛む時にも、口は閉じていなければいけない。
でないと、噛む度にポロポロ口から落ちてくる。
唇で取り込む練習の目的は、これだけじゃないのかもしれないけど、
私がしみじみ感じたのはこの点だ。
でも、上向きの口にポイポイ入れるのが習慣になっちゃうと、
唇で取り込んでくれるのを待つのは、ジリジリする。
菊太郎の方も、ポイって入ってくるもんだと思っているのか、
口を開けたまま、じぃ~っと待っている。
もう、本当にイライラする。
食べるのが好きなわけでもないし、
そんなに積極的に「あむぅ」なんてしてくれない。
もっと早い段階で、きちんと、
唇で取り込む練習をしとけばよかったとつくづく思った。
人は、顔が上向きでは食べにくいのです。
口も舌もうまく使って、よく噛んで食べる。
そのためには、唇を閉じることが大切。
まずはじめに、
スプーンの中身を、唇で取り込むように言われる。
私は、この重要性を甘く見ていた。
ある時、
自分は結構うつむいた顔の角度でご飯を食べているんだと思った。
見ているのは、テーブルの上の料理。
つまり、斜め下を見ながら食べている。
だけど、菊太郎に食べさせる時に、
うつむき加減にしようなんて思ったことがなかった。
上向きはダメってよく言われるから、
上向きにならないようにしなければいけないらしい、とは思っていた、
そうはいっても、ちょいと上向き加減になっていることは多い。
すごく良くて水平。
なんせ下向きにすると、
せっかく口に入れたものが、出てくるから、
出てこないようにするのに気をとられていた。
下向きで口を動かすと、こぼれる。
そればかり考えていた。
だけど、ある時、自分が上向きで食べ物を口に入れて、
上向きのまま噛もうとしてみた。
噛めない。
喉の皮も突っ張るし、
下あごを動かす筋肉も動かしにくい。
飲み込むのも困難。
私は、上向きがだめというのは、
上を向くと気道が開くからだと思っていた。
誤嚥している様子もないし、
まぁ、上向きでもいいんでないかいと軽く思っていた。
でも、気道の問題だけじゃなかった。
なにもかもだめだった。
噛むのも、舌を動かすのも、飲み込むのも、
全部しにくい。
水を飲む時も顔は上向きじゃなかった。
水を飲むという姿勢のイメージが、
「風呂上りに腰に手を当てて、ビン牛乳をゴクゴク飲む」という
あの映像イメージだったから、
なんとなく上向きで飲んでいると錯覚していた。
でも、違うんだ。
顔は下向きで飲むほうが断然、楽。
私は、菊太郎が年中さんの時くらいまで、抱っこで食べさせていた。
そして、上向きでパカッと開いた口に、食べ物をポイポイ入れる感じだった。
それか、食事に乗り気じゃない時は、
だらしなく半開きになっている口に、ちょいちょいっと食べ物を押し込む。
この体勢はは顔だけが上を向いているんじゃなくて、
体も斜めに横たわっているから、問題はなかった。
だけど、抱っこするのがしんどい大きさになって、
座位保持椅子を使うようになると事情が変わった。
座位で体が起きているから、顔を上に向けると、顔だけが上を向くことになった。
この体勢で、顔だけ上を向いているのがどんだけ食べにくいことか、
私は長い間、気づいてなかった。
そして、
顔が上向きでは食べにくいということに気付いてはじめて、
口を閉じる動作の重要性に気付いた。
閉じないと、せっかく口に入れた食べ物が落ちてしまう。
摂食指導を受けるとまず、
「あむぅ~」ってスプーンから取り込む練習をする。
スプーンを口に入れたら、唇を閉じて食べ物を取り込む。
これが基本だからと言われる。
だけど、私は、これがこんなところに影響するなんて思いもしなかった。
なんせ、いつも抱っこで食べさせていたから。
顔だけが上向きでは食べにくい。
下向きで食べるには、口を閉じていなければいけない。
そのためには、
食べ物をスプーンから取り込む動作が重要ということだろう。
噛む時にも、口は閉じていなければいけない。
でないと、噛む度にポロポロ口から落ちてくる。
唇で取り込む練習の目的は、これだけじゃないのかもしれないけど、
私がしみじみ感じたのはこの点だ。
でも、上向きの口にポイポイ入れるのが習慣になっちゃうと、
唇で取り込んでくれるのを待つのは、ジリジリする。
菊太郎の方も、ポイって入ってくるもんだと思っているのか、
口を開けたまま、じぃ~っと待っている。
もう、本当にイライラする。
食べるのが好きなわけでもないし、
そんなに積極的に「あむぅ」なんてしてくれない。
もっと早い段階で、きちんと、
唇で取り込む練習をしとけばよかったとつくづく思った。
人は、顔が上向きでは食べにくいのです。
口も舌もうまく使って、よく噛んで食べる。
そのためには、唇を閉じることが大切。